紀要 30巻1号 2018年10月
表紙  目次  執筆者一覧
2017年度国際言語文化研究所連続講座「越境する民―接触/排除」  
第1回 「パイレーツ・モダニティ―海賊,奴隷,資本主義」  
はじめに 西成彦 pp. 3 - 4
パイレーツ・モダニティ─海賊,奴隷,資本主義─ 小笠原博毅 pp. 5 - 22
陸のユートピア,海賊小説,ムラート
─小笠原博毅氏の報告から導かれて─
久野量一 pp. 23 - 28
第2回 「アメリカ合衆国の国境の現在―難民,強制送還,移民制度と「排出」メカニズム」
米国における強制送還レジームの構築と移民へ
の影響─包摂と排除のメカニズムに着目して─
飯尾真貴子 pp. 29 - 38
「人道」から「セキュリティ」へ
─対テロ戦争時代の難民排斥─
佐原彩子 pp. 39 - 49
第3回 「コンタクトゾーンとしての上海:文学・メディアから浮かび上がる対立の諸相」
亡命ユダヤ人美術家D・L・ブロッホから見る
文化的軋轢と融和の諸相
大橋毅彦 pp. 51 - 60
大東亜の〈外国人〉
─接触空間としての上海漫画家クラブ─
木田隆文 pp. 61 - 69
戦時下上海の日中新聞メディア
─支配,抵抗,協力のゆらぎ─
堀井弘一郎 pp. 71 - 83
コメント 西成彦 pp. 85 - 88
第4回 「チャイニーズ・ドリームの光と影―中国におけるアフリカ系コミュニティの形成と交易」
中国における西アフリカ系商人のコミュニティ形成とビジネスの実態
─広州に生きるアフリカ出身者とチョコレートタウンに焦点を当てる─
ウスビ・サコ pp. 89 - 109
特集 「アジアにおける技術・芸術と社会のダイナミクス」
はじめに 西林孝浩 pp. 111 - 111
「相同性の誘惑」の世界文学に向かって
─永井荷風と村上春樹の文学における〈音楽〉─
林信蔵 pp. 113 - 127
曹仲達絵画様式の復元 西林孝浩 pp. 129 - 160
不動性の学習 第二課
─初期アンダマン民族誌における表象の政治学─
中村忠男 pp. 161 - 192


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