複数の沖縄―ディアスポラから希望へ  
著者・編者: 西 成彦,原 毅彦 編
出版社: 人文書院
発行年: 2003/03
定価: ¥3,500
 
目次
 
  暴れるテラピアの筋肉に触れる 西 成彦 (7)
       
I 非対称な出会い    
  地域自立と石垣島 中村 尚司 (19)
  水平たちと島人たち,あるいは<治外法権>の系譜学――琉球=沖縄における蒸気軍艦の衝撃をめぐって――
石原 俊 (27)
  沖縄社会の地縁的・血縁的共同性とハンセン病問題――「愛楽園」開設までの出来事を事例に――
中村 文哉 (54)
  <コラム>近代沖縄とシェイクスピア受容 鈴木 雅惠 (107)
       
II 海と人の動線    
  海南小記逍遥――反・陸地主義へ―― 原 毅彦 (117)
  沖縄県の海外出漁 片岡 千賀之 (143)
  <コラム>南洋ノート――踊り 仲程 昌徳 (161)
  「植民地は天国だった」のか――沖縄人の台湾体験―― 星名 宏修 (169)
  「小使」の位置――矢田弥八『群島(ばんさ・ばるう)』(一幕三場)の中の沖縄人―― 仲程 昌徳 (197)
  <コラム>ブラジルへの沖縄移民史をめぐる二つの小説――大城立裕「ノロエステ鉄道」から山里アウグスト「東から来た民」へ―― 淺野 卓夫 (220)
       
III 漂うひと,流れる歌    
  基地,都市,うた――沖縄とプエルトリコの人々の経験から―― 東 琢磨 (233)
  いくつもの「故郷」へ/いくつもの「故郷」から 崎山 政毅 (254)
  ブラジルの琉球芸能と主体の構築――演芸会・コンクール・パレード―― 森 幸一 (287)
  <コラム>親子ラジオと島うた 高嶋 正晴 (301)
       
IV 島々のプレゼンス    
  はじめに   (67)
  1 歴史社会学的なアイデンティティ論   (68)
  2 カルチュラル・アイデンティティ   (75)
  3 日本のアイデンティティ   (78)
  おわりに   (84)
       
五 戦後日本社会におけるナショナル・ アイデンティティの
表象と科学技術
−新聞広告を手がかりに−
   
  越境の前衛,林義巳と「復帰運動の歴史」――歴史記述と過去のはばたき・きらめき・回生―― 森 宣雄 (311)
  奄美――<島尾の棘>を抜く 大橋 愛由等 (348)
  二〇〇一年夏 沖縄 大空 博 (370)
  マルチニックから沖縄へ――独立の新しい意味をめぐって―― 西川 長夫 (389)
  ヘテロトピアの沖縄 新原 道信 (408)
       
編集後記   (431)
執筆者紹介 (433)
       


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