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東アジア企業家ネットワーク研究会
研究課題:東アジアにおける華人・中国・韓国・日本の海外企業家ネットワークの
      形成・拡張に関する比較研究
研究代表者:経営学部准教授 守 政毅
 東アジア企業は、人格的信頼関係を基礎としたネットワークを拡大・深化させることで、東アジアで事業展開を行ってきた。特に、海外経験を持ち、国際的視点や経営ノウハウなどを備えていた華人・日韓企業家は、彼らの持つネットワークを駆使しながら東南アジアや中国・香港で事業展開を積極的に行ってきた。また、近年では中国本土企業の「走去出(海外進出)」において、華人ネットワークがアジア市場進出の架橋機能を果たしている。しかし、華人・中国・韓国・日本の海外企業家ネットワークには、独自の歴史・文化を背景とした規範やコンテクストが存在する。よって、各ネットワークの形成・拡張を通じて企業間関係を比較研究し、東アジアの企業家ネットワークを通じた多様な経済連携のメカニズムを明らかにすることが本研究の目的であり、意義である。 本研究では、東アジアの企業家ネットワークの形成・拡張を通じた企業間関係の構築と事業展開について、多様な東アジア経済連携のメカニズムの解明という視点から分析する。また、これまで構築してきた国際研究ネットワーク、すなわち立命館大学、韓国国立全南大学校、香港大学華人研究センターなどの諸研究機関・大学との協力関係を基礎に進める。

2009年度活動計画
 2009年度は、華人と日本の企業家ネットワークの形成・拡張を通じた企業間関係の構築と事業展開に関する研究調査、および化学産業における中国の企業家ネットワークと企業に関する研究調査を実施する。そして、2008年度と2009年度の研究成果をもとに、華人・中国・韓国・日本の企業家ネットワークの独自の歴史・文化を背景とした規範やコンテクストや、それらを通じた東アジアの企業間連携の可能性について検討していく。

1. 香港・中国華南地域において、香港経済発展局や香港中華総商会の組織的仲介機能に着目しながら、香港・中国家ネットワークの形成・拡張を通じた企業間関係の構築と事業展開に関する調査・研究を実施する。また併せて、香港・広東省の日本人企業家ネットワークにも着目しながら、日中の企業家ネットワークの連結や、それを通じた企業間の事業連携についても調査・研究する。
(2009年9月~2010年9月)
2. 中国の化学産業に着目しながら、政府の産業振興政策を通じた中国の大型企業の自立的な発展における企業家の役割について、調査・研究する。
(2009年8月)
3. 調査後、香港大学華人研究センターでワークショップを開催して意見交換を行い、研究内容を深める。また、その成果も積極的に発信していく。

2009年度活動報告
 2009年1月に開催した国際シンポジウムの研究発表について、立命館大学国際地域研究所の紀要『立命館国際地域研究』を通じて公表することで、成果の還元を図ってきた。また、2009年8月および11月に立命館大学の研究者2名(守政毅准教授、楊秋麗助教)が、中国企業および海外華人企業に関する現地調査を行った。楊助教の研究成果は、2009年10月の中国経営管理学会全国大会で口頭発表するとともに、『立命館国際地域研究』を通じて公表した。

1. 王望波 (楊秋麗訳) 「エスニック資本の視点からみるアメリカ華人経済の発展」『立命館国際地域研究30』 2009年12月、1-13頁。
2. 施雪琴 (守政毅訳) 「現代中国女性の東南アジア移動とその影響」『立命館国際地域研究30』 2009年12月、15-27頁。
3. 楊秋麗 「中国におけるバイオエタノールの実用化―中国主要量産企業4社の現地調査を踏まえて―」『立命館国際地域研究31』 2010年3月、17-36頁。


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