HOME 国際地域研究所について 研究プロジェクト 刊行物 講演会・シンポジウム

HOME 研究プロジェクト 2009年度 京都平和研究会
京都平和研究会
研究課題:戦後京都における平和思想とその記録化―平和学の理論構築に向けて
研究代表者:国際関係学部教授 安齋 育郎
 戦後日本の平和思想・平和意識は国際的に見ても独特な発展は遂げたが、その丁寧な跡付けは歴史学をはじめ諸研究領域において甚だ不十分な状態にある。その独自性はどのような条件下に形成され、現在それをどのように総括すべきかは日本社会にとって欠くことのできない課題である。その際、日本各地に対象を拡散させるのではなく地域を限定し研究することで、具体的な地域の姿と個別活動の相互連関が析出されうる。本研究では京都を研究地域と設定するが、京都は大学の街として研究者・学生ら大学人や文化人も多く暮らしてきたこともあり、他地域に比し独自性が予見されうるためである。このように一地域を設定し、そこで展開されてきた平和思想・平和意識を摘出・分析することは、地域研究としての意味を有するのみならず、平和思想・平和意識の国際比較を行っていく際の基礎的資料となる。このような作業を基盤として、平和学の新たなモデルの構築を目指すこともまた、日本の平和貢献のための重要な作業である。

2009年度活動計画
 本研究では研究方法として、京都において平和思想・平和意識の展開に強く関連する人物に聞き取り調査を行う。そのための準備作業として、京都における聞き取り対象者のリストアップと絞り込みを、第一段階として行う。聞き取り対象者は、本年度は3~5人に絞り込む予定である。  対象者の絞り込み後、対象者に関連する事前調査(本人の現在の状況、活動に関する既発表資料の確認、調査者による事前学習と打合せなど)をおこない、その取りまとめが終了した時点で実際の聞き取り作業に入る。  聞き取り対象の選定にあたっては、多様な主体を幅広く選ぶことが想定される。京都を中心に運動をになった人びとの中から、特定の世代、党派ら偏らず、自由な議論を可能にするための資料となるべきことが目指される。それは、従来から注目を集めていた運動を取り上げるとともに、従来はそれほど重視されてこなかった運動の掘り起こしともなるだろう。これらの作業の後、理論的モデルの追究を行う。




Home | Contact | Link Copyright (c) 2008 立命館大学国際地域研究所 All Rights Reserved.