HOME 国際地域研究所について 研究プロジェクト 刊行物 講演会・シンポジウム

HOME 研究プロジェクト 2010年度 ポスト西洋型国際関係理論研究プロジェクト
ポスト西洋型国際関係理論研究プロジェクト
研究課題:英国学派とポスト西洋型国際関係理論に関する批判的検討
研究代表者:国際関係学部教授 佐藤 誠
2010年度活動計画
 これまでの内外における研究活動を踏まえ、今年度は特に成果の出版に向けた作業に力点を置きたい。具体的には、
(1) 2010年3月シンポジウムをまとめた英文紀要における特集の刊行
(2) 前プロジェクト(英国学派と国際関係理論)の成果を引き継いだ翻訳出版
(3) (2)に関連した日本語書籍の刊行
(4) 英国学派ならびにポスト西洋型国際関係理論に関するデータベースの構築と拡充、である。

 まず(1)について、2010年3月のシンポジウムでは基調講演を含め計5本の報告があった。これに関連する研究論文を加えるかたちで、国際地域研究所英文紀要に特集を設け、集中的に成果を発信する。なおこれについては、今後英文による専門書出版も念頭に置いて活動を続けていく予定である。

 続いて(2)であるが、現在プロジェクトメンバーを中心に、英国学派の古典である論文集Diplomatic Investigations(Herbert Butterfield and Martin Wight eds., London: Allen and Unwin, 1966)の翻訳作業が進められている。現時点で、全体にわたって仮訳とその修正作業とがほぼ終了しており、今年度は訳の仕上げと刊行準備を進める。刊行は2011年春を予定する。これにより、前プロジェクトが2007年に翻訳出版したMartin WightによるInternational Theory(日本語題『国際理論』日本経済評論社)と併せ、日本における英国学派研究の一層の発展に、また一つ寄与することが期待されよう。

 さらに、(3)(2)に併せて、日本語による専門書籍の刊行を計画し、準備作業に着手する。本研究テーマに関連した日本語の書籍は現在ほぼ皆無であり、本書の刊行が実現すれば、英国学派とポスト西洋型国際関係理論について、専門的知識と考察とを提供することが可能になる。これについては、2010年4月に書籍のテーマおよび執筆者に関する話し合いが既に持たれており、同5月に開催予定である第1回の勉強会を皮切りに、今後2-3年がかりで計画を実現する予定である。

 最後に、プロジェクトではこれまで(4)テーマに関連した書籍データベースを構築してきた。今後内容を拡充させ、国際地域研究所ホームページにて公開の予定である。また、必要に応じて海外の研究者へも情報提供を行いたい。
 
 
2010年度活動報告
2010年度は、下記項目に重点を置き、プロジェクトを推進してきた。
1. 2010年3月シンポジウムをまとめた英文紀要における特集の刊行 2010年3月に実施したシンポジウム『岐路に立つ国際関係理論-西洋/非西洋的視点からの新構想("International Theory at the Crossroads: Critical Scrutity from the West/Non-western Views")』の成果として、Ritsumeikan International Affairs, vol.9 (2011年2月)において特集を組み、Special Issue: International Theory at the Crossroads:Critical Scrutiny from Western/Non-western Viewsとして刊行した。
2. 前プロジェクト(英国学派と国際関係理論)の成果を引き継いだ翻訳出版 英国学派の古典である論文集Diplomatic Investigations(Herbert Butterfield and Martin Wight eds., London: Allen and Unwin, 1966)の翻訳を完了し、『国際関係理論の探究 –英国学派のパラダイム』(バターフィールド&ワイト編著、 佐藤誠、安藤次男、龍澤邦彦、大中真、佐藤千鶴子、齋藤洋翻訳)として、日本経済評論社から2010年11月に刊行した。 
3. 上記に関連した日本語書籍の刊行 2010年度は、日本語での専門書の刊行準備を三回にわたる研究会の際に実施し、問題関心並びに執筆テーマに関する意見交換を実施した。
4. 英国学派ならびにポスト西洋型国際関係理論に関するデータベースの構築と拡充 標記に関する書籍のデータベースは現在作業中である。
5.
上記計画に加え、2010年度は下記のとおり、3回にわたる研究会を実施した。

 第1回研究会  2010年9月30日(木) 16時30分~18時
場所   学而館・第3研究室
 テーマ  Social Cosmology としての国際関係論
 -C.A.W.マニングと国際社会の概念
 報告者(所属)  池田丈佑(衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)

 国際セミナー  2010年11月27日(土) 14時00分~17時
場所   学而館・第3研究室
 テーマ  The Hegemony of Western/Non-Western International Theory
報告    佐藤史郎 (京都大学) 
    池田丈佑 (立命館大学)
     CHEN, Ching Chang (立命館アジア太平洋大学)
     CHO, Young Chul (Yonse University, Korea)
コメント     Mustapha Kamal PASHA (University of Aberdeen, UK)

 第2回研究会  2011年1月29日(土) 14時00分~17時00分
場所   学而館・第3研究室
 報告1  英国委員会とM.ワイト
 報告者(所属)  角田和広(明治大学大学院政治経済学研究科)
 報告2  英国学派の起源と生成~イギリスにおける国際関係論発展との関連で 
 報告者(所属)   大中真(桜美林大学リベラルアーツ学群人文学系)

To English Page >>

2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度2009年度2008年度

Home | Contact | Link Copyright (c) 2008 立命館大学国際地域研究所 All Rights Reserved.