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途上国研究会
研究課題:グローバル・サウスにおけるポスト・ネオリベラリズムに向けた
       下からのネットワーク型ガバナンス構築
研究代表者:国際関係学部教授 松下 冽
 本研究は,①重層的・複合的・ネットワーク型システムを構成する諸枠組みの相互関係(役割分担や協調・競合関係など)の解明、②「下からの公共性」や「下からの秩序・平和創出」を視点に入れた理論構築、③多様な主体の承認やその存在の複数性の承認の現実的な存在形態、③シナジー「理論」のガバナンスへの適用可能性、④「南」の諸国・「地域」における民主主義構築の新しい視点への問題提起、などを課題としている。そして、「南」の諸国あるいは「地域」におけるポスト・ネオリベラリズムに向けた下からの「民主的な」ガバナンス構築の現状と可能性を明らかにし、一定の政策提案を行い貢献したい。

2010年度活動計画
 10年度の研究課題は、第1に、研究会の定例化(月例)を確立し、年間目標を再検討することにある。研究会メンバーは09年度にも個人レベルで積極的な成果を発表している。したがって、これらの個人レベルの研究とその成果をできる限り本研究会に反映させたい。そのためにも、第2に、外部からの専門家を招聘するとともに、実証的分野の課題(上記の本研究課題①、②)と理論的な検討(同、③、④)との連携・結合を意識するかたちで研究会を組織する。第3に、研究成果は、各自の関係する学会等で発表することを進めると同時に、国際地域研究所紀要に特集のかたちで公表したい。なお、本研究会が2005年に出版した『途上国社会の現在:国家・開発・市民社会』(法律文化社)に次ぐ第2の著書を出版することを前提に研究会を組織したい。
 最後に、本研究会から若手研究者が育ち、研究職を得ていることもつけ加えておきたい。今後も、若手研究者の発掘・育成を意識的に行う。

研究会の実施予定
第1回   2010年5月17日(月) 18:00-20:00、敬学館211号室
テーマ  水の安全保障とガバナンス:
 バングラデシュ農村におけるボトムアップ型水環境管理の事例から
報告者  大倉 三和 (本学国際関係学部准教授)

第2回   2010年6月25日(金) 18:00-19:30、学而館第2研究会室
テーマ  途上国ビジネスにおける選択と価値
報告者   西村 絵里子(オーガニック・ソリューションズ・ルワンダ社)
討論者  大倉 三和 (本学国際関係学部准教授)

人文科学研究所「グローバル化と公共性」研究会共催
第3回   2010年7月22日(木) 16:30-18:00、学而館第3研究会室
テーマ  分権化と市民社会を解読する(1):チリとインドのケースから
報告者   中根 智子(共通教育推進機構講師)
    小林 操史(国際関係研究科研究生)
参考文献  Victoria A. Beard, Faranak Miraftab and Christopher Silver, Planning And Decentralization: Contested Space for Public Action in the Global South, Taylor & Francis, 2008. ( ch. 8 and 11)


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