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途上国研究会
研究課題:グローバル・サウスにおけるポスト・ネオリベラリズムに向けた
       下からのネットワーク型ガバナンス構築
研究代表者:国際関係学部教授 松下 冽
 本研究は,①重層的・複合的・ネットワーク型システムを構成する諸枠組みの相互関係(役割分担や協調・競合関係など)の解明、②「下からの公共性」や「下からの秩序・平和創出」を視点に入れた理論構築、③多様な主体の承認やその存在の複数性の承認の現実的な存在形態、③シナジー「理論」のガバナンスへの適用可能性、④「南」の諸国・「地域」における民主主義構築の新しい視点への問題提起、などを課題としている。そして、「南」の諸国あるいは「地域」におけるポスト・ネオリベラリズムに向けた下からの「民主的な」ガバナンス構築の現状と可能性を明らかにし、一定の政策提案を行い貢献したい。

2011年度活動計画
 2011年度はプロジェクトの最終年度となる。引き続きテーマを研究課題に引きつけた研究会を隔月程度に活発化させる。外部からの専門家を招聘するとともに、本年度は理論的な方向付けを意識するかたちで研究会を組織する。
 研究成果は、各自の関係する学会等で発表することを進めると同時に、本研究会が2005年に出版した『途上国社会の現在:国家・開発・市民社会』(法律文化社)に次ぐ第2の著書『グローバル・サウスの重層的ガヴァナンス』(仮題)を出版することを前提に研究会を組織したい。
 最後に、本研究会から若手研究者が育ち、研究職を得ていることもつけ加えておきたい。今後も、若手研究者の発掘・育成を意識的に行う。

研究会予定
人文科学研究所「グローバル化と公共性」研究会共催
第1回   2011年7月25日(月) 学而館第3研究会室
テーマ  「コスモポリタン・デモクラシー論の課題 -「移行理論」を中心に-」(仮題)
報告者  杉浦 功一 (和洋女子大学准教授)
著書  『国際連合と民主化―民主的世界秩序をめぐって』(2004)、
 『民主化支援―21世紀の国際関係とデモクラシーの交差』(2010)
 (いずれも法律文化社)など。
コメンテータ  堀 雅晴 (立命館大学法学部教授)

人文科学研究所「グローバル化と公共性」研究会共催
第2回   2011年10月28日(金) 16:20~18:00 諒友館2階822教室
テーマ  「改革・開放33年に見る中国の地殻変動」
報告者  藤野 彰 (読売新聞編集委員・元中国総局長)

人文科学研究所「グローバル化と公共性」研究会共催
第3回   2012年1月20日(金) 15:00~17:00 学而館第3研究会室
テーマ  「東アジア地域統合に対する日本政府の政策姿勢と今後望まれる方向性」
報告者  山下 英次 (大阪市立大学名誉教授)

人文科学研究所「グローバル化と公共性」研究会共催
第4回   2012年3月6日(火) 15:00~17:30 学而館第2研究会室
テーマ  「東アジアにおける越境的なリージョナル放送空間の構築」
報告者  玄武岩 (ヒョン・ムアム)
 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授


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