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21世紀北東アジア専門家会議 報告

第16回 21世紀北東アジア専門家会議:東北アジアの情勢と日中関係

日時:2003年7月15日(火)16:45-18:30
会場:立命館大学創思館
   プロジェクト研究会室304号室
報告:金 熙徳
   (中国社会科学院日本研究所教授・
    東京大学客員教授)


第15回 21世紀北東アジア専門家会議:韓国・日本の対北朝鮮政策

日時:2003年7月4日(金)15:00-18:00
場所:立命館大学末川記念会館
   第2会議室
報告:辛 貞和
   (松阪大学 政策学部 助教授)


第14回 21世紀北東アジア専門家会議:武鉉新政権の『北東アジア経済ハブ国家』構想について

  Lee報告は盧武鉉新政権の「北東アジア経済ハブ国家」構想の歴史的経緯や具体的な内容と問題点を詳しく分析した。

 その結果は、北東アジアでの韓国の位置 から「北東アジア経済ハブ国家」構想の合理性を認める一方で、外資への過度な依存がもたらす問題を認識して、さらなる金融の開放は慎重に行うことと、国内 開発のための外資導入措置などを求めた。他方、地域平和と開発のために協力措置を構築すること、韓国の経済成長のためには政府の新しく適切な役割が必要で あることなどを主張した。

 これに対して、柳コメントはLee報告の基本的内容を肯定的に評価するとともに、自らが作成に参加した大統領選挙公約と現政権の 実施している政策との相違とその背景について詳しく論じた。例えば、「北東アジア経済ハブ国家」ではなく、公約では「北東アジア構想・大開発」の言葉が使 われたことや、公約からの変化の背景に存在する、北東アジア協力重視(公約の立場)の流れと、競争重視(保守的な官僚)の2大潮流の存在である。

 学外からの参加者も含め、フロアから熱烈な議論が繰り広げられた。韓国が北東アジア経済ハブ国家になれるかどうかについて、短期的には難しいが、長期的 には韓国への外資流入等を通じて実現可能とした議論、逆に、物流や金融をめぐる既存の港や市場との競争から実現可能性が疑わしいとした議論もあった。ま た、南北朝鮮関係とハブ構想の関係、FTA等との関係で農業問題をどう考えるかなどについても議論され、4時間あまりにわたる専門家会議を終了した。



第13回 21世紀北東アジア専門家会議:歴史学から見た日朝平壌共同宣言」

  まず、太田修(沸教大学文学部助教授)が「日韓基本条約から平壌共同宣言」と題して、報告をおこなった。氏は、「日韓条約と日朝共同宣言の相似点が言われ ているが、謝罪がうたわれている点において相違があり、日本政府の歴史認識等に進化が見られる」などと指摘する一方、現在日本側で、内容の話が全く進んで いない点が問題であり、条約締結時には補償条項の追加や個人補償にかかわる和解財団等の設立が必要であると言及した。

 一方、第2報告の康成銀(朝鮮大学校教授・歴史地理学部長)は、「日朝間の歴史清算から見た平壌共同宣言」と題して、1)在日朝鮮人は朝日首脳会談と ピョンヤン共同宣言をどのように見ているのか、2)1965年の「韓日条約」から今次の朝日ピョンヤン共同宣言までの経緯とピョンヤン宣言の分析、3) 「ピョンヤン共同宣言」を超え、真の和解の向けて、などを柱として詳細な資料に基づいた報告をおこなった。
 会場には、他大学、学外関係者8名を含む20数名の参加があり、有意義な取り組みとなった。


日時:2002年12月18日(水) 15:00-17:30
場所:末川記念会館 第3会議室
テーマ:歴史学から見た日朝平壌共同宣言
報告:
     「日韓基本条約から見た平壌共同宣言」
        太田 修(佛教大学文学部助教授)

     「日朝間の歴史清算から見た平壌共同宣言」
        康 成銀(朝鮮大学校教授・歴史地理学部長)


第12回 21世紀北東アジア専門家会議:『京都議定書』と中国の環境問題

 大島堅一氏からは気候変動問題の最前線に関して、ご自身が気候変動枠組み条約締約国会議などに参加された経験等も交え、現在の課題と対立構図についてわ かりやすい説明がなされた。

 1992年の地球サミットにむけて気候変動枠組み条約が短期間でまとめられたことは画期的なことであったが、その反面、詰めの 甘さを残し、それゆえ、その実施のために長時間の協議を余儀なくされていること、京都議定書はそれ自体は政治的妥協の産物であって、科学的根拠も薄く、温 暖化を阻止するものでもないこと、第1約束期間の確実な実施とともに、第2約束期間の削減目標と制度設計について検討を開始することが求められているこ と、しかし、第2約束期間の協議に関しては、従来の対立構図(先進国間対立)ではなく、先進国・途上国対立の構図ができ、途上国側においてはブラジルと中 国が大きな役割を担っていることなどが示された。

 李長明氏からは中国の環境問題とくに大気汚染問題についての現状と対策についての説明がなされた。環境破壊の原因としては、市場経済化に伴う市場の失 敗、地域間格差、郷鎮企業の環境破壊とそれを促進する地方保護主義、自動車の急増、石炭を中心とするエネルギー構造などが挙げられた。
また、対策としては 環境意識の向上、行政命令だけでなく法や経済手法も用いた有機的方式への転換、環境保護への資金投入の拡大、産業調整との結合、環境保護産業の育成、環境 国際協力などが挙げられた。

 コメンテータからは途上国が環境を奢侈財と見なす傾向が強いが、それを公共財として取り扱えるよう、途上国およびそれを援助する先進国の取り組みが必要であることが指摘された。
 フロアからは、参加すべき国が参加しなかったときの対応の仕方、中国やインドへの参加の形態、中国の環境に関する統計の信憑性、環境破壊企業の郊外移転 の有効性、環境破壊企業閉鎖時の雇用問題への対処方法、中国のエネルギー構造転換の困難さ等について質問がなされ、討論がされた。


日時:2002年12月9日(月) 16:30-
場所:末川記念会館 第3会議室
テーマ:『京都議定書』と中国の環境問題
報告:
     「気候変動問題の最前線と今後の課題」
          大島 堅一(本学国際関係学部助教授)

     「『京都議定書』と中国の環境の現状および基本対策」
          李 長明(中国社会科学院工業経済研究所研究員・教授)

コメンテーター・通訳: 張 文青(本学国際関係学部外国語常勤講師)


第11回 21世紀北東アジア専門家会議:日朝首脳会談とその展望

 小泉訪朝を受け、「第11回21世紀北東アジア専門家会議:日朝首脳会談とその展望」が2002年11月2日(土)、約30名の専門家を集め小此木政夫(慶応義塾大学)、全哲男(朝鮮大学校)、李燦雨(環日本海経済研究所) 三氏の報告後、活発な討論がなされ、日朝国交早期実現の必要性が確認された。

  小此木氏「日朝首脳会談、その成果と展望」:①日本の戦後処理、②東アジア軍事紛争地域の解消、③ イラク軍事危機への予防外交として日朝正常化が重要である。

 日朝は「一括解決」方式をめざしたが、金 正日委員長の拉致是認は強硬論の台頭を招き、「ウラン濃縮計画」とあいまって交渉は暗礁に乗り上げた。 米国のイラク攻撃をひかえ、日朝正常化のタイムリミットが迫っているが、日本が果すべきナビゲーターの 不在で展望は不透明である。

  全哲男氏「朝・日平壌宣言の意義と今後の展望」:平壌宣言の本質は過去清算問題であり、朝・日双方の 国益に合致し、北東アジア平和と安定に寄与するのが「基本原則」である。「小泉イニシアチブ」と言われ る「日本版太陽政策」は、強硬なブッシュ・ドクトリンとは一線を画すもので、アジアによるアジアの平和 と安定構築として高く評価される。

 拉致問題は誠に遺憾であり、原則的解決が必要だが、かつての日本の罪業 が相殺するものでなく、国交正常化が損なわれてはならない。

  李燦雨氏「日朝経済協力と北東アジア開発協力体制の展望」:北朝鮮経済は最近プラス成長に転化したが、 本格的な発展には日朝、米朝正常化が条件となる。現在進行中の経済改革措置は、基本原則を維持しながら 市場経済を受け入れる北朝鮮式の変化過程であり、国際協力はこれを支持し強化する梃子となる。

 本格的な 経済発展のためには、日朝二国間協力と共に北東アジア多国間経済協力体制も必要であり、日・朝・韓3国 間協力、何よりも日朝正常化の早期達成が重要である。そのために日朝の安保懸案の早期解決を期待する。


日時:2002年11月2日(土) 13:00-16:00
場所:末川記念会館 第3会議室
テーマ:日朝首脳会談とその展望
報告:
     「日朝首脳会談、その成果と展望」
         小此木政夫(慶応義塾大学法学部教授)

     「朝鮮民主主義人民共和国の立場から」
         全 哲男(朝鮮大学校 外国語学部)

     「日朝経済協力と東北アジア開発協力体制の展望」
         李 燦雨(環日本海経済研究所 客員研究員)


第10回 21世紀北東アジア専門家会議:
     21世紀北東アジアの国際物流と地域協力の展望

日時:2002年9月27日(金)14:00-17:30
場所:末川記念会館 第3会議室
テーマ:21世紀北東アジアの国際物流と地域協力の展望
報告:
     「北東アジア国際物流における経済競争力」 
         辻 久子(財団法人環日本海経済研究所調査研究部主任研究員)

     「21世紀に向けての韓国の国際物流戦略」
         汪 正仁(立命館アジア太平洋大学教授)


第9回 21世紀北東アジア専門家会議:中国WTO加盟と北東アジア経済

日時:2002年7月13日(土)13:00-17:00
場所:末川記念会館 第3会議室
テーマ:中国WTO加盟と北東アジア経済
報告:
     「中国WTO加盟と東アジア経済統合」
         中川 涼司(本学国際関係学部教授)

     「日中韓経済の共通問題と北東アジア経済統合」
         金 鳳徳(中国東北財経大学国際貿易学院教授・広島修道大学客員教授)


第8回 21世紀北東アジア専門家会議:朝鮮半島の平和と日韓・日朝関係

日時:2002年6月18日(火)09:30-12:30
テーマ:「朝鮮半島の平和と日韓・日朝関係」
場所:アカデメイア立命21 K209会議室
報告:
     「韓日関係の懸案・争点と課題」
        徐  勝(立命館大学法学部教授)

     「日朝関係の現状と展望」
        申 志鍋(三星経済研究所首席研究員)

司会:文 京洙(国際地域研究所専任研究員)
通訳:南 裕恵


第7回 21世紀北東アジア専門家会議:


     地殻変動の構図―韓国・朝鮮首脳会談以後の東北アジアと平和へのシナリオ

日時:2002年3月15日(金)~16日(土)
開催場所:韓国ソウル市 ソウル大学
テーマ:地殻変動の構図―韓国・朝鮮首脳会談以後の東北アジアと平和へのシナリオ

第1セッション:「北東アジアをめぐる国際関係―周辺諸国の朝鮮半島政策」

         「中国と南北関係」 
             鄭 在皓(ソウル大学校・外交学科)

         「アメリカと米朝関係」
             Scott Snyder(アジア財団韓国代表)

         「日本の安全保障・憲法情勢」
             大久保 史郎(立命館大学法学部教授)

コメンテーター:
             豊下楢彦(関西学院大学法学部教授)

              金 根植(アジア太平洋財団研究委員)

司会:徐 勝(本学法学部教授)
第2セッション:「北東アジアの地域協力の現状と課題」
 
         「The foreign economic development of Maritime territory: unfulfilled potentials」
             Tamara Gavrilovna Troyakova (Tamara G.Troyakova)
             (Associate professor, Vladivostok State University of Economic,
             Institute of Regional Studies and Cross-Cultural Communications)

         「危機後の東アジアにおける地域協力」
             西口 清勝(本学経済学部教授)

コメンテーター:
             裴 光雄(大阪教育大学教育学部助教授)
              朴 泰均(ソウル大学校 国際地域院)

司会:松野周治(本学経済学部教授)

第3セッション:「太陽政策の歴史的意義と南北関係の展望」

         「南北関係の現況と課題―米朝関係をどのように克服するのか?」
             徐 東満(尚知大学校)

         「朝鮮半島の冷戦構造と太陽政策」
             全星勲(統一研究院・経済協力研究室長)

コメンテーター:
             Antony K. Namkung(Atlantic Council研究員)

              金 錬鉄(三星経済研究所北韓研究Team首席研究員)

司会:張 達重(ソウル大学校)

第6回 21世紀北東アジア専門家会議:変動する東アジアと日中関係

日時:2001年7月27日(金) 13:00-17:00
場所:末川会館 第3会議室
テーマ:「変動する東アジアと日中関係」
    報告者:田 培良 (Tian Pei Liang・中国人民外交学会・研究部副主任)

コメンテーター:
         西村成雄(大阪外国語大学外国語学部教授)

         宇野木洋(本学法学部教授)


第5回 21世紀北東アジア専門家会議:南北首脳会談1周年と朝鮮半島情勢

日時:2001年6月8日(金)16:30-19:00
場所:末川会館 第3会議室
テーマ:「南北首脳会談1周年と朝鮮半島情勢」
報告:「金大中の太陽政策と第二次南北首脳会談」
         イ・ジョンソク(韓国世宗研究所南北関係室長 南北首脳会談特別随行員)

コメンテーター:金 己大(元新潟国際情報大学教授)
通訳:金 河元(非常勤講師)


第4回 21世紀北東アジア専門家会議:転換期の北東アジアと日朝関係

日時:2001年2月13日(火)16:00-19:00
場所:アカデメイア立命21 K209会議室
報告:「転換期の北東アジアと日朝関係」
         和田春樹(東京大学名誉教授)


第3回 21世紀北東アジア専門家会議:


     高野幸二郎氏(日朝国交正常化交渉全権大使)を囲んでの懇談会

日時:2000年11月25日(土)14:00-16:00
場所:アカデメイア立命21 K209会議室
 



第2回 21世紀北東アジア専門家会議:朝鮮半島・加速する南北交流と平和へのシナリオ

日時:2000年10月21日(土)13:00-17:00
場所:アカデメイア立命21 K209会議室
テーマ:朝鮮半島・加速する南北交流と平和へのシナリオ

報告:
     「南北和解と周辺4大国」
         張 達重(ソウル大学教授・ソウル大学統一研究委員会委員長)

     「朝鮮半島の平和体制づくりと日朝交渉」
         波佐場清(朝日新聞社編集委員・前ソウル特派員)

コメンテーター:
         林  茂(アジア現代史研究所所長)

         松野周治(経済学部教授)

通訳:嚴 敞俊(国際関係学部常勤講師)

司会:文 京洙(国際地域研究所専任研究員)

    
第1回 21世紀北東アジア専門家会議:韓国・朝鮮首脳会談と北東アジア新展開の可能性

日時:2000年7月22日(土)13:00-17:00
場所:アカデメイア立命21 K209会議室
テーマ:「韓国・朝鮮首脳会談と北東アジア新展開の可能性」
報告:
     「“地殻変動の構図」
         豊下楢彦(関西学院大学法学部教授)

     「首脳会談の背景と南北交流の展望」
         李 起範(淑明女子大学校教授・統一問題研究所長)

     「北東アジアの開発と日本の役割」
         中野 有(財・とっとり政策総合研究センター主任研究員・当時)

コメンテーター:
         徐  勝(法学部教授)

         中村福治(国際関係学部教授)

         唐沢 敬(国際関係学部教授・当時)

通訳:嚴 敞俊(国際関係学部常勤講師)
司会:中逵啓示(国際関係学部教授)



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