医療を狭義のメディカルではなくヘルスケアととらえることで、医療分野だけではなく、福祉介護分野にも幅広く研究対象とし、また、中小医療機関を主たる対象として特色あるプロジェクト研究を行ないます。具体的な研究分野としては@医療経営研究(人事・賃金・組織、会計・ファイナンス、経営・マーケティング、医薬・イノベーション)、A次世代医療人材育成プログラム開発、B国際交流事業とします。これらの研究活動を通して、医療経営分野における新たな成功モデルとして「立命館医療経営モデル」の創造を目指します。
@ 医療経営研究
人事・賃金・組織分野では「管理者適性タイプとコンピテンシー評価の実証分析等これからの高齢者有効活用と人事賃金処遇システムの制度設計など医療行政、経済情勢変化にも柔軟に対応できる人事、組織賃金処遇制度の抜本的見直しと再構築」を課題にインパクトある実践的研究を実施します。
会計・ファイナンス分野では民間病院の病院格差の分析を実施する。具体的には財務内容が良好な病院とそうでない病院を比較検討し、優良な財務内容を支える要因はどこにあるのかを研究し、その成果をケーススタディとしてまとめていきます。
経営・マーケティング分野では、患者本位の医療を実現するために先進的な経営を行っている病院に焦点をあてて、綿密な医療現場の調査に基づくケーススタディを行います。
医薬・イノベーション分野では、国内外で進展している医薬品産業の製品開発や合併・吸収などの状況を、学術的な経営戦略の視点に基づきながら調査します。現在、盛んに重要性が増しているチーム医療の研究も大切です。コアメディカルとの連携、さらには、医師と薬剤師、看護師の医療行為の範囲のあり方も課題となるでしょう。そして、今日の医療機関がいかにして医薬品産業との関わりをもちながら、経営改革を実践すべきか、といったことを考察します。
A 次世代医療人材育成プログラム開発
介護福祉や医療現場では看護師不足の問題が深刻化しています。日本の将来人口推計を考慮すると看護師人材は広くアジア地域との連携をはかることがその解決策の重要な選択肢となるでしょう。不足人材の補填という考え方ではなく、日本の持つ技術をアジアとの交流の中で日本とアジアが共生できる関係を構築することを目的にアプローチすべきだと考えています。具体的なビジネスプランが現場サイドから案件として提案されており、産官学の連携でその支援をおこなう予定です。
また、医療経営講座を拡充し医療現場へ大学の持つ知的資産を教授するとともに、医療従事者の持つ問題意識を共有化し研究事業へと発展させます。そのためにも講習会は現在の人事・賃金・組織分野に加えて、会計・ファイナンス分野、経営・マーケティング分野、医薬・イノベーション分野の講座を順次、開催します。
B 国際交流事業
看護師人材についてアジア地域との連携をはかることを契機として、アジア諸国の医療関係大学との交流を深めていきます。
2011年度 医療経営研究センター研究会
| 研究代表者 |
研究会名称 |
| 肥塚 浩 |
潜在看護師の介護関連施設等への復職に係る調査研究 |
| 齋藤 清一 |
医療介護人材キャリアパス・プロジェクト |
| 三好 秀和 |
東アジアとの共生 |
2011年度 助成金事業実績
| 厚生労働省「介護職安定化・人材確保のための情報提供・普及啓発及びモデルインターンシッププログラム構築事業」 |
立命館大学医療経営研究センター
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1