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シンポジウム「Beyond Borders, Beyond “University” -“大学”という常識を破る挑戦-」の開催について

最新の高等教育情勢の理解を深め、学園としての課題や今後の大学職員のあるべき姿勢などを考察・提言する機会として、
2019年度は下記のとおりシンポジウムを開催することとなりました。
ご参加をご希望の方は、下記よりお申込みをお願いいたします。


1.シンポジウムテーマ
「Beyond Borders, Beyond “University” -“大学”という常識を破る挑戦-」

2.目的
予測困難な時代が到来し、未来の大学のありかたは従来以上に予測が難しく、
これまでにはない大学のありかたを考えていく時代に突入している。
将来の大学を担う世代の職員の仕事は、どのように変化していくのか。
従来の延長線上で物事を考えるのではなく、イノベーションをおこすための組織づくりに関する基調講演と、
大学および他企業におけるイノベーティブな活動事例紹介をふまえ、大学が新しい価値創造をおこなっていくために、
それを支える大学職員にどのような姿勢・考え方が必要かについて考察する機会とする。
今までの延長線上で仕事を考えることの限界性を知り、発想の転換の必要性に気づくとともに、
今後の大学づくりへの参加参画意識の醸成・モチベーション向上を効果として期待する。
具体的なシンポジウムの構成は、従来の常識を破る大学の取組事例または、
他業界における取組事例を基調講演および事例紹介におき、パネルディスカッションをおこなう。

3.日時等
(1)日 時: 2019年12月17日(火)13:00~16:30
(2)場 所: 立命館 朱雀キャンパス 大講義室
(3)対象者: 2019年度および過年度政策立案トレーニング受講生、立命館教職員、
   他大学教職員、SDや本テーマに関心のある方など 
(4)次 第:
・13:00-13:10 開会挨拶(学校法人立命館大学行政研究・研修センター事務局長 藤井 元)
・13:10-13:45 基調講演「大学をめぐる新価値創造にむけたオープンイノベーション」(徳田 昭雄(立命館大学経営学部教授/研究部長)
・13:45-14:45 事例紹介(30分×2人)
*「企業における異業種の組み合わせによるイノベーションの事例」
(三寺 歩 氏(ミツフジ株式会社代表取締役社長)
*「大学の新しい価値は異業種連携で創る!~都心にキャンパスを設置する意味とは~」(服部 真人 氏(関西大学梅田キャンパスオフィス事務長)
・15:00-16:30 パネルディスカッション
*「大学という枠を破る挑戦をつくる組織づくり」
*「そのために、今後の大学職員に求められる役割、姿勢・考え方」

(5)講師&パネリスト 
【基調講演講師】
*基調講演タイトル:「大学をめぐる新価値創造にむけたオープンイノベーション」
 徳田 昭雄(立命館大学経営学部教授/研究部長)
1994年 立命館大学 経営学部卒、1997年 修士(国際関係学)、2000年 博士(経営学)。
2000年 経営学部助教授、その後2003‐04年レディング大学(英)客員研究員、2007-09年アーヘン工科大学(独)博士研究員、
2013-14年EHESS(仏)、2017-19年Institut Mines-Télécom(仏)客員研究員を経て、2019年から慶応義塾大学SDM研究科 訪問教授。
研究専門領域は、経営戦略論、イノベーション論。イノベーションや大学にとっての新規創造に知見のある徳田教授に、基調講演をいただく。

【事例講師】
*タイトル:「企業における異業種の組み合わせによるイノベーションの事例」
 三寺 歩 氏(みてら あゆむ/ミツフジ株式会社代表取締役社長)
 立命館大学卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に入社し、大手法人顧客を担当。
その後SAPジャパン株式会社などのIT企業を経て、2014年に三ツ冨士繊維工業株式会社(現ミツフジ)に入社、代表取締役社長に就任。
廃業寸前の自社の立て直しに取り組み、導電性繊維AGpossに特化したビジネスモデルへ移行し、
2016年にウェアラブルプラットフォームhamonを発表、発売を開始した。もともとは西陣織帯工場として創業したが、
現在は共創プラットフォームを軸としたIoT事業の展開、てんかん発作予防向け医療用多電極心電用シャツ、
ストレス可視化ソリューションサービスの開発など、「健康経営」×「ウェアラブル」のイノベーティブな取組みをおこなっている。
また、立命館大学、福島県川俣町、ミツフジの三者が中心となり産官学連携した新事業「福島イノベーションビレッジ構想」を策定し、
様々な企業が「農業」「食文化」「ものづくり」「IoT」などの分野で共同事業を行えるオープンイノベーションを目指す事業を
展開予定である。
異業種の組み合わせによるイノベーションを起こされている三寺氏に事例紹介を頂く。

*タイトル:「大学の新しい価値は異業種連携で創る!~都心にキャンパスを設置する意味とは~」
服部 真人 氏(はっとり まさと/関西大学梅田キャンパス事務室 事務長)
 1994年学校法人関西大学に入職。出版部出版課に5年、管財局管財課に16年在籍。管財課在籍中の2015年10月より
梅田キャンパス開設準備室にて事務長補佐として兼務後、2016年4月より同準備室事務長。
キャンパス開設に伴う組織改変に合わせて2016年10月より現職。
 関西大学梅田キャンパスは、キャンパス内に会員制の異業種交流サロン「KANDAI Me RISE倶楽部」を開設し、
コワーキングや交流拠点として展開。さらに、同キャンパスで起業支援やビジネススキルアップのための
オープンカレッジ(社会人教育)を個別に運営しながら、各事業が相互に連携する仕組みを創っており、
学内外問わない多種多様な方々の交流からイノベーションが生まれる場を構築している。
当キャンパス設置構想時から携わられ、イノベーション創出の場・スキームの構築に尽力された服部氏に事例紹介を頂く。

【コーディネーター】
学校法人立命館 常務理事 西川 幸穂

4.申込について
・参加費:無料
・定員:200名程度(定員になり次第、受付を締め切ります)
・方法:下記申込フォームより、必要事項についてご記入の上お申込ください。 

https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=leqg-lamcna-1cdaa0560f2047464a6a7f0e8bf88d6f

・期日:12月12日(木)