この頃の大学評価・IR室

専門分野別外部評価を実施中です

    quality|academics
天狗先生

広範な学問領域に多くの学部・研究科を有する本学は、大学の外部評価のみならず、すべての学部・研究科で専門分野別外部評価を実施しています。内部質保証の一環として教育研究活動の継続的な改善・向上に結びつけるために、教育研究活動の実施者である各学部・研究科がその状況を客観的根拠に基づいて定期的に把握・検証する活動として位置付けています。


これまでの経過としては2013年度~2016年度の4年間で、すべての学部・研究科において専門分野別外部評価を実施しました(第1サイクル)。本外部評価で指摘された事項については、毎年度、全学の内部質保証推進組織である自己評価委員会において各学部・研究科より進捗状況を報告し、着実な改善・向上につなげています。なお、本学のこの取り組みは、2018年度に受審した大学基準協会の機関別認証評価において長所として評価されました。


専門分野別外部評価の重要性は学内でも広く共有され、2019年度~2023年度の5年間で、引き続きすべての学部・研究科においてこの専門分野別外部評価を実施することを決定しています。各学部・研究科は、カリキュラム改革の実施時期等を踏まえて外部評価の受審年度を決定しています。このたびの第2サイクルでは、学部・研究科における内部質保証システムの確認、教育プログラムや授業科目レベルでの学習成果の検証、社会動向や要請への対応、学部・研究科の特色を踏まえた評価、評価の指針等と評価内容の統一性の確保、を重視しています。


 第2サイクルの3年目となる2021年度は、経済学部・研究科、情報理工学部・研究科、生命科学部・研究科が外部評価を受審します。現在は、各学部・研究科が自己点検・評価報告書を作成し、自己評価委員会幹事会による全学的観点での点検が進んでいます。


 本学の外部評価は、基本的に大学基準協会の機関別認証評価のプロセスを踏襲しており、学部・研究科が最終的に完成させた自己点検・評価報告書は、それぞれの外部評価委員会に送付され、評価結果案の受領、回答・見解の作成、実地調査、評価結果の確定という流れで進みます。外部評価委員会の事務局は大学評価・IR室が担っていますが、今年度もそれぞれの学問領域や社会においてご経験やご見識豊かな皆さまに外部評価委員を担って頂いており、示唆に富むご意見を頂戴できることを学部・研究科ともども楽しみにしております。


 進捗については、またこのブログでご紹介させて頂きます。