立命館大学 経営学部

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ゲストスピーカー(特別講師)による特別授業

2020/01/13

「IoTハンズオン -実際に体験-」(株)ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平氏、(株)KYOSO IoT.kyoto エバンジェリスト 辻 一郎氏@専門演習Ⅱ(32クラス)/ 依田祐一 准教授(2019年10月25日)


IoTハンズオン -実際に体験-

(株)ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平氏

(株)KYOSO IoT.kyoto エバンジェリスト 一郎氏


日本発のグローバルなIoT(Internet of Things)プラットフォーム企業であるソラコムの松下享平氏、同社のパートナー企業であるKYOSOの辻一郎氏を特別講師に招聘し、IoTのハンズオン(体験学習)を実施していただきました。ハンズオンでは、初めにArduino IDE互換のWioLTEと呼ばれるマイコンボードを使ったチュートリアルをしていただき、その後、ブザーと距離センサーを使った簡単なIoT実習を行いました。


ハンズオンのメインとなるIoT実習ですが、距離センサーから得た距離の数値情報を、SIMカードを介してAWS(アマゾン社のクラウドサービス)に送り、AWS側で距離情報をもとに一定以上物体が近づくとブザーが鳴るというプログラム処理を行い、実際に手元のブザーが鳴ったらゴールという流れでした。受講者は、皆経営学部生だったので、ほとんどが初めての電子工作とプログラミングでしたが、松下さん、辻さんと高木淳平さん(KYOSO)のご指導によって、ゴールまでたどり着くことができました。苦労しながらも、なんとか頑張ってブザーが鳴った時は、マラソンを完走し終えた時のような喜びを実感することができました。

 

私たちの生活の中では、目には見えない形で多くの情報がやりとりされており、それらによって明日の天気や近くのおいしいレストランの場所といった情報を瞬時に把握することができます。しかし、これだけ身近に情報と関わりながらも、多くの人はその情報がどうやってやりとりされているのかについては知る機会はなかなかありません。そういう意味で今回のハンズオンは情報のやりとりを目に見える形で理解し、手を動かすことで体感的に学ぶことのできる貴重な機会となりました。

 

 

(文:経営学部経営学科3回生 保坂 秦之介)