アメリカの大学で経営学を学び、競争を生きてきた私が培った哲学は、「より強い個人アントレプレナーを生むことが、経済や社会を活性化
させるための必須条件である」ということです。 90年代前半、私はネブラスカ州の大学で教壇に立ち、数多くのアメリカ人学生と日本的経営に関して議論をし、また人生観を議論してきました。その中で私は、アメリカと日本の学生を比較して、日本人は「個人として生きていく力」が決定的に弱いということを感じました。終身雇用、年功序列型の日本社会では、幼少期よりグループ・組織に属するための教育が最も価値があると言う前提の教育を受け、個々人の生きていく力と
責任はあいまいになっています(勝手主義ではありません)。21世紀のグローバル社会では、一人一人が自己責任を意識し、組織に属さなくても個人として強く生き抜いていくための基礎学力を身につけていくことが大切です。
「アントレプレナーシップ」と呼ばれる起業家精神は、必ずしも独立して起業するためだけのものではありません。自分の人生にチャレンジできるかどうかを問うものです。自分の生き方を見つめなおし、社会に貢献し、自己解決能力を身につけ、組織に属さなくても個人として強く生き抜いていくための基礎学力を身につけた人間になるための精神だと私は考えます。 |