経営学部 善本 哲夫教授
幅広い研究領域を持つ経営学部の中で、大阪いばらきキャンパス(OIC)の研究展開の重点課題の一つを紹介しよう。われわれは「豊かな生活時空間」の実現を旗印に、重点研究テーマとして「産業と社会の新たなインターフェースのデザイン」を掲げている。そのキーワードは【共創】である。経営学部である以上、「マネジメント」の研究に軸足を置きながらも、社会科学、人文科学、自然科学の壁を越え、また産官地学(産業、行政、地域住民、大学)連携による業種の壁、世代の壁を越えた「みんなで一緒に考える」研究プラットフォームの構築が、OIC展開の大きなターゲットである。多様なプレーヤーが「事実の共有」「解釈の共有」「行動の共有」の3つの協働体験をもって同じ未来に目を向け、また、身体的実感をもって研究フロンティアに挑む姿それ自体が、「マネジメント」研究の対象でもあり、研究成果を具体的な社会実装に結びつけるエンジンともなる。経営学部の研究展開は、これまでの成果を継承しながら、OICで新たなステージに向かう。