立命館大学 経営学部

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木下 明浩教授

Akihiro Kinoshita

研究分野
小売業やアパレルを素材にして、ブランド、ビジネスモデルの研究をしています。
主な担当科目
マーケティング・マネジメント
Q1
現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。
1つ目は、アパレルなどの小売業を、ビジネスモデルの視点から分析をしています。小売は、百貨店など伝統的な実店舗の販売からスマートフォンを活用したネット販売に移ってきています。また、実店舗とオンラインの両方を使った消費者行動が広がり、企業もスマホのアプリなどで購買情報や商品情報を提供し、新しい顧客価値を創造しています。新しいビジネスモデルがどのように構築されてきているのか、そのことによりどのような顧客価値が創造されているのかの研究をしています。2つ目は、小売業の行動が、それぞれの国の消費文化、政治、法律・規制と相互に関係し合い、作用しあいながら生成していることをリアルに捉えていこうとしています。その際には、標準化と適応化、小売業者や消費者などアクターが制度・ネットワーク・地域の絡み合いのなかで行動しているという埋め込み性に着目して、小売業の行動プロセスを分析しています。
Q2
どんな学生時代を送っていましたか。
私の大学生時代は1980年代で、まだまだ日本の経済社会が鈍化したとはいえ成長しており、1947ー1949年生まれの団塊世代(年間260万人をこえる出生)が30歳代の働き盛りで、バブル経済前夜の時代でした。1986年男女雇用機会均等法施行の時代であり、就職状況は良く、サークルでよく遊びよく学びました。
Q3
現在の専門分野を志した理由・研究者になったきっかけを教えてください。
価値の提案と消費とのインタラクティブな関係性が市場で結びつけられるなかで、マーケティングの果たす役割に興味をもったからです。
Q4
高校生へメッセージをお願いします。
社会、技術、経済、政治という関係性のなかで自分の進むべき道について、自ら学び、判断し、行動することを奨めます。

■おすすめの書籍や映画

レイエ・レイエ著・根来龍之監訳『プラットフォーマー 勝者の法則』日本経済新聞出版社。


■関連リンク

研究者学術情報データベース (ritsumei.ac.jp)