立命館大学 経営学部

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徳田 昭雄教授

Akio Tokuda

研究分野
研究テーマは、「オープンイノベーション政策」です。イノベーションの創発にむけた「産学官市民」連携の仕組み作りについて研究しています。 キーワードは、イノベーション2.0、CPS(Cyber Physical System)、MaaS(Mobility as a Service)、スーパーシティ、SDM(Social Design Management)、アーキテクチャ、グラスルーツ・イノベーション、標準化etc.
主な担当科目
経営戦略論、企業ネットワーク論
Q1
現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。
研究対象は、欧州連合(EU)のオープンイノベーション政策です。オープンイノベーション政策の立案を担う欧州委員会の政策構想力やその背景にある設計思想を解き明かすために、ETP(欧州技術プラットフォーム)と呼ばれる産学官連携による政策実行プラットフォームの分析に取り組んでいます。日米欧の産業技術政策に関わる官界および産業界の方々ともに研究を推進中です。そのほか、2015年より産学官のメンバーから成るアソシエーション「Future Mobility研究会」を主宰しています。異分野異業種の方々と あれこれ試行錯誤するのがとても楽しいです。
Q2
どんな学生時代を送っていましたか。
学部は立命館大学経営学部、修士は国際関係研究科に所属していました。当時は衣笠キャンパスに通っていました。6年間、留学資金を稼ぐためにアルバイト(スイミング・インストラクター、バーテンダー、京懐石配達)に勤しんだり、サークル活動(ラグビー同好会Grass Roots)を楽しんだりしながら、日々 フワフワと「自分探し」をしていました。一転して、博士課程に入ってからは「自身の考えを論文にして発信すること」に単純に喜びを覚え、文字通り 寝食を忘れて猛烈に研究に打ち込みました。頭の重さを首が支えられなくなるまで研究に没頭していた日々、懐かしいです。
Q3
現在の専門分野を志した理由・研究者になったきっかけを教えてください。
学部時代の恩師の影響が大きいです。世界を股にかけて活躍された戦略系コンサルタントから大学に転身された恩師。そんな恩師に憧れ、私は修士の時に戦略系コンサルに絞って就職活動をしました。しかし、箸にも棒にもかからず.....惨めな24歳の夏でした。ただ、市場の真っ当な評価を思い知り、恩師から「優勝劣敗だが、too lateということはない」とハッパをかけられ、「自分探し」を本気でしようと思い立ちました。それが、経営戦略分野の研究者を志す直接的なきっかけです。今ではかつて憧れていた戦略系コンサルの方々と一緒にお仕事する機会に恵まれ、「人生いろいろ」と思います。
Q4
高校生へメッセージをお願いします。
五情(喜怒哀楽恨)の感覚を研ぎ澄ませ、己が本気で打ち込むことのできる何かを見出し、自身のスタイルで思う存分 没頭して欲しいです。

■おすすめの書籍や映画

アルバート=ラズロ・バラバシ著 (2002) 『新ネットワーク思考:世界のしくみを読み解く』NHK出版
10年以上前になりますが、図書館から推薦図書10冊の選定を依頼されて、以下URLに。
https://www.ritsumei.ac.jp/lib/d05/010/mdl/tokuda/


■関連リンク

研究者学術情報データベース (ritsumei.ac.jp)