立命館大学 経営学部

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シュルンツェ・ロルフ教授

Rolf Dieter Schlunze

研究分野
イノベーションコミュニティの空間形成:日独のネットワークのプロモーターの役割
主な担当科目
異文化マネジメント論、Cross Culture Management Research、Special Lecture (Cross Culture Management Research for graduate students)
Q1
現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。
現在遂行中の研究、「イノベーションコミュニティの空間形成:日独のネットワークのプロモーターの役割」では、異文化間の近接性を観察し、ドイツと日本におけるイノベーションコミュニティをつなぐプロモーターのネットワーキングについて分析しようとしています。ドイツと日本、お互いの国でのスタートアップや中小企業の進出を支援するため積極的に活動するプロモーターを対象にアンケートおよびインタビュー調査を行い、異文化イノベーションネットワークにおけるプロモーターの役割とイノベーションコミュニティの空間形成を検討します。現代の様々なグローバルな課題に対処するためには国際的な協働が不可欠であり、その際に障害となりうる文化的相違を克服し、さらにそれを活用するためには、イノベーションコミュニティのための異文化空間の形成についてより深い理解が必要であると考えられます。
Q2
どんな学生時代を送っていましたか。
ドイツの高校を卒業した後、ギャップイヤーで日本一周旅行をしました。その時の経験をもとに、ドイツの大学に入学してさっそく、日本についていろいろな発表をしました。大学の授業では、特に少人数のゼミでの勉強が好きでした。私の関心のある分野の教授たちと交流し、直接学ぶことができたからです。
Q3
現在の専門分野を志した理由・研究者になったきっかけを教えてください。
ベルリン自由大学で勉強していた時、韓国人教授から、日本の自動車産業の研究開発についての調査研究を手伝わないかと声をかけてもらいました。それをきっかけに、ドイツに進出している日系企業の研究を始めました。貿易、海外直接投資、イノベーションの拡散などに関する理論を勉強するとともに、実証研究を合わせて行ってきました。現地調査はいつでも楽しいものです。
Q4
高校生へメッセージをお願いします。
How does our global society and global businesses work? What can we do to make this world a better place? To answer this questions was always my academic ambition but now I wish to encourage students to give the answers themselves.

■おすすめの書籍や映画

Adam Komisarof, “At Home Abroad: The Contemporary Western Experience in Japan” 麗澤大学出版会, 2012年


■関連リンク

研究者学術情報データベース (ritsumei.ac.jp)

URL www.siemrg.org Spaces of International Economy and Management (SIEM )、国際経済経営地理学研究グループは、イノバティブで国際的、学際的な研究グループで、知識社会におけるグローバルビジネスの新たな空間についての理解を深めることを目的として、国内外の研究者とともに2007年に結成しました。経営地理学に関した幅広い視点を代表するコミュニティの形成を目指しています。

Rolf D. Schlunze (@rolfschlunze) / Twitter at URL:
https://twitter.com/rolfschlunze