リゾート経営論
−第1回 イントロダクション−
1.この講義のねらい
@リゾートに関して、企業と地域の二つの側面から基本的な理解を得る
A今後の余暇市場の展開の方向性について考察する
Bリゾート開発プランの検討から、企画力・構想力を養う
2.講義の概要
(1)進め方
第1回〜第6回・第14回 講義
第7回〜第13回 グループによるプレゼンテーションと討議
※原則として全員がグループ・プレゼンテーションに参加すること
ただし、やむを得ない理由のあるものはレポート提出に代えることがある。
※教室での講義の他、実際にリゾートの現場へ出かけるツァーを企画中(任意参加)
(2)スケジュール ※講義概要から若干変更する
第1回 イントロダクション(1) 講義の進め方についての説明
リゾート開発の破綻をどうみるか(1) ビデオ上映
第2回 イントロダクション(2) グループ編成とプレゼンテーションへ向けた調整
リゾート開発の破綻をどうみるか(2) ビデオ上映と討議
第3回 余暇とリゾートの理論
第4回 リゾートの歴史的展開:欧米と日本
第5回 地域開発戦略としてのリゾート
第6回 環境と開発:エコツーリズムの可能性と課題
第7回 グループプレゼンテーションの準備
第8回〜第13回
・グループ・プレゼンテーション(1) リゾート関連産業の経営戦略
東京ディズニーリゾート、ハウステンボス、地中海クラブ、アマンリゾート
などについてその現状と経営戦略について調査し、報告する。
・グループ・プレゼンテーション(2) リゾート開発プラン
各グループの構想する新しいリゾートのビジネスプラン提案と討議
※プレゼンテーションの詳しい要項については次回。
第14回 まとめ
(3)評価方法
試験およびプレゼンテーションの相互評価の合計
点数配分、プレゼンテーションの評価基準については運営委員会で検討し、提案する
(4)その他
3.グループ編成と運営委員の選出
次回の講義でグループを確定し、各グループの代表者のなかから運営委員5,6名を選出する。
※各グループは原則として4〜6人。
※グループは、プレゼンテーション(1)または(2)いずれかのテーマにそって準備する。
原則として、テーマ(1)は主に2回生、テーマ(2)は主に3回生以上のグループが行う。
テーマ(1)についてはとりあげる企業の重複は認めないので、次々回に調整する。
4.参考文献リスト
『ディズニーリゾートの経済学』 / 粟田房穂著 東洋経済新報社 , 2001
『ラスヴェガス物語 : 「マフィアの街」から「究極のリゾ-ト」へ』 / 谷岡一郎著 PHP研究所, 1999
『ファミリーリゾート : 都市・農村交流の里づくり』 / 東北産業活性化センター編 日本地域社会研究所, 1995
『エコロジカル・リゾート : 環境と共生した地域づくりのために』 / 朝永彰著 学陽書房 , 1993
『リゾートの総合的研究 : 国民の「休養権」と公共責任』 / 鈴木茂,小淵港編 晃洋書房 , 1991
『リゾート開発を問う』 / 大野隆男[ほか]著 新日本出版社 , 1991
『リゾート列島』 / 佐藤誠著 岩波書店 , 1990
『観光・リゾートのマーケティング : ヨーロッパの地域振興策について』 / B. グッドール, G. アッシュワース著 ; 山上徹監訳 白桃書房 , 1989
『リゾート革命 : 体験的地中海クラブ論』 / 中村かつろう著 勁草書房 , 1989
<次回>
・ビデオの続きを見たうえで、「なぜシーガイアは破綻したのか」「どこに問題があったのか」
について討議。
・グループ編成の確定、運営委員の選出など