#22 2001年10月18日
 

タイトル:サービス・マーケティング・ミックス 「応用編」



 ●主要携帯電話会社(NTT DoCoMo, J-PHONE, au, TU-KA)各社のサービス・マーケティング・ミックスを分析する
 ●携帯電話についてディスカッション

 ●ラベルワーク




1.主要携帯電話会社(NTT DoCoMo, J-PHONE, au, TU-KA)各社のサービス・マーケティング・ミックスを検証する

*NTT DoCoMoの7P
@Product(製品・プロダクト)
  i-modeサービス・ドコモポイント・新サービス(FOMA)の提供
APlace(場所・流通)
  どこでもつながるドコモというイメージ/営業時間の拡大
BPromotion(販売促進・コミュニケーション)
  広末涼子・本上まなみなどのCM起用
CPrice(価格)
  基本使用料・メール受信料・機種などの料金が高い
DPeople(人材)
  松永真理のヘッドハンティング/企業間提携/中途採用なし
EPhysical evidence(物的環境要素)
  「N」(NEC製機種)の人気
FProcess(提供過程)
  販売体制のすごさ/携帯というモノを買い、通話・メールなどといったサービスを受ける

*J-PHONEの7P
@Product(製品・プロダクト)
 「シンプルフォン」/デジカメ付き機種
APlace(場所・流通)
  直営店へ
BPromotion(販売促進・コミュニケーション)
  中田英寿のCM起用/「写メール」
CPrice(価格)
  統合による値下げ/ポイントシステム
DPeople(人材)
  直営店の人材教育
EPhysical evidence(物的環境要素)
  駅前の一等地に店舗をかまえる
FProcess(提供過程)
 アフターサービスによる固定客の確保/ボーダーフォンとの提携

*auの7P
@Product(製品・プロダクト)
  コア・サービスとしての携帯本体/サブ・サービスとして、メール・デジカメ/国際ローミングサービス
APlace(場所・流通)
  どこでも買える/スーパーの近くに建てる
BPromotion(販売促進・コミュニケーション)
  長瀬雅敏などのCM起用/インパクトのあるCM
CPrice(価格)
  「ガク割」・「ナツ割」などの割引サービス
DPeople(人材)
  たとえ、ちょんまげでも採用するという柔軟性
EPhysical evidence(物的環境要素)
  おしゃれなパンフレット/赤い看板
FProcess(提供過程)
  家族割引(最大60%OFF)

*TU-KAの7P
@Product(製品・プロダクト)
  コア・サービスとしての携帯本体/サブ・サービスとして、ez-web, funstyle/プリケー/第三世代への参加見送り
APlace(場所・流通)
  TU―KAショップ
BPromotion(販売促進・コミュニケーション)
  浜崎あゆみのCM起用/funstyleといった音楽重視の戦略/プリケーカードのコンビニ販売
CPrice(価格)
 「ツーカーV3」に代表される安さ
DPeople(人材)
  若い女性向け
EPhysical evidence(物的環境要素)
  あゆモデルに代表される限定機種
FProcess(提供過程)
  安さを売りに


2.携帯市場についてディスカッション

A.携帯にあなたは何を求めますか?
 デザインのよさ/通話品質/安さ/サービスの充実/メールの確実性・送受信可能文字数の増加/定額制の導入/迷惑メール撃退/絵文字データなどの業界統一/操作性の高い機種の導入/機能の簡略化/価格コストを下げる

B.携帯電話市場はそのニーズにどう答えてくれるか?
 人気の折りたたみ機種の増加/いろいろな料金プランの登場/技術進化/コンテンツの充実(Java対応)/アンテナの増加による通話品質の向上/電磁波対策

C.携帯市場の未来をどう考えますか?
 
・携帯市場の飽和により、新規開拓が望めず機種変更などの買い替え需要中心へシフト
 ・価格競争になり、事業者にとっては消耗戦になるが、消費者にとってはよい傾向か?
 ・技術進化によって、差別化を図るようになる。
  例:全機種で国際ローミングサービスの利用/自動翻訳機能がつく/メディア媒体との融合/財布代わりになる/位置確認機能
 ・プライバシー・セキュリティの問題への対処が重要になってくる
 ・子ども・高齢者までも使うようになる。(=新規市場の開拓)

3.ラベルワーク