卒業論文構想

近藤 可津子

 

*テーマ*

   企業のシステムについて

 

*切り口*

   ホテル−外資系と日本系の組織構造から

 

*理由・内容*

   現在のホテル業界は外資系と呼ばれる、海外に運営拠点があり、日本にそのマーケ

   ットを広げてきた企業が多くあり、そのどれもがいわゆる勝ち組として着実にその

   力を発揮している。だがここで私は疑問に思った。外資系と呼ばれるホテルのどこ

   にその魅力があるのか、なぜ勝ち組になるのか、ということだ。私はその謎を組織

   構造や資本、などの視点から検証していきたい。そして、その比較対象として日本

   系の代表的なホテルを挙げていきたい。

   調べていく過程の中で例えば人事、資産運用の仕方、そしてマーケティング、マニ

   ュアル、情報、市場拡大の方法などに多くの違いが出てくると思っている。その中

   でどちらがいい悪いの問題でなく成功した理由を見つけたい。実際の中身はその企

   業に入社しなくては分からないが、企業のシステムを研究することによって何か見

   つけられるのではないかと思っている。

   また、この検証はホテル業界だけにとどまらず他の業界にも言える事だと思ってい

   る。不景気だと言われる今の日本に今必要なのは外資系ではなく、これから変化し

   ていくべき日本系ではないかと思っている。そのことについてもまとめの部分で軽

   く触れたい。

 

*論文構成()

  序章―現在の日本における企業の概略(外資系と日本系に分けて)

(↑ここはやめるかも?)

  1章―現在のホテル業界の実情

       バブル崩壊後の日本

  2章―外資系ホテルのシステム

       ケーススタディを含め、一般的な外資系の特徴を挙げる

  3章―日本系ホテルのシステム

       ケーススタディを含め、歴史ある日本系のホテルの特徴を挙げる

  4章―2・3章の検証

       それぞれの目立った違いを検証し、その長所、短所を挙げる

5章―まとめ

     日本系のホテルがこれから外資系に飲み込まれてしまわないようにする

ためにはどうすれば良いのか。それを外資系と日本系の2つのシステム

の違いから検証していきたい。

 

*取り上げるホテル(予定)

 (日本) 帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニ

(海外) ハイアット、マリオット、ウエスティン

 

*参考文献*

 「HOTERES」 オータパブリケイションズ

「巨大企業がわかる本 四大財閥から新興財閥まで、意外に知られていない大企業の歴史 企業の合併・提携の理由がわかり、面白いのにタメになる企業系列ものしり本。

      創元社編集部/  創元社

 「帝国ホテル物語」  武内孝夫/著 現代書館

「ナポレオン・ヒルの成功哲学 日本編 Part 2」 田中孝顕/著  騎虎書房

  「明日を創った企業家の言葉 先駆者の行動と発想に学ぶ」中江克己/著 太陽企画出版

  「ホテルサバイバル・マニュアル 売れるホテルはこうしてつくれ」崎田茂樹/ 

オータパブリケイションズ