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  • エスコート型リハビリロボット開発。

理工学部 ロボディクス学科教授 永井 清

長生きできる社会ではなく、
長生きしたくなる社会に。

日本は高齢化社会ではなく、超高齢化社会を迎える。
脳卒中がますます増加すると予測されるにもかかわらず、
リハビリ医や理学療法士などの数は十分とはいえない。
そこで期待されているのが、リハビリロボット。
中でも、現在英国研究者と共同開発中のこのロボットは、
脳信号をキャッチし、ロボットの動きをアシスト。
その動きが脳にフィードバックされ、リハビリ効果が高まる。
しかし、技術の開発と現場の満足とは別物。
「ロボット開発の仕事は、技術開発ではなく、ソリューション。」
そう語る永井は、介護の現場で動きを一日中観察することもある。
介護する方も、される方も快適な社会をつくるために。