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  • 福島での「傾聴」ボランティア

ボランティア団体 そよ風届け隊

震災から4年目の「きく」ボランティア。

震災から3年。福島には依然、避難所暮らしをする方々が8万人以上もいる。
窮屈な避難所生活に加え、転居による生活環境の変化から、
不安やストレス、さらには孤独感を多くつのらせているという。
「そよ風届け隊」は、定期的に仮設住宅を訪れ「傾聴ボランティア」を行う。
「傾聴ボランティア」とは、親身になって話を聴くことで、
話し手の心の負担を軽減するボランティア。
活動を始めて1年半。当初は、話を聞くだけ、という姿勢を理解してもらえなかったり、
相手が聞いてほしくない話題に踏み込んでしまったりで、活動の存続さえままならなかった。
「自分たちのしていることが押しつけになっていないか?」と悩むこともあった。
しかし、今では「今度はいつ来てくれるの?」という手紙が福島から届く。
仮設住宅の方たちが楽しんでくれる姿が、自分たちの楽しみ。
聴くボランティアが、福島の人の心に少しずつ効き始めている。