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  • 村おこしのマンゴージャム作り

国際交流団体 BEPPINE

その支援は押しつけではないか?
自問しながらたどり着いた本当の支援。

物質的な寄付だけでは、一過性の支援でしかない。
国際交流団体と名乗る彼らがフィリピンのギマラス島
シンカラン村の人と共に生活し、交流を深めるなかでたどり着いた考え。
村の人たちは裕福ではないながらも温かなコミュニティを形成していた。
しかし、気候変動により漁獲高は減少。
それに加え、携帯電話やテレビなどの電気機器の流入により、貨幣が必要となった。
都会への出稼ぎを余儀なくされ、村のコミュニティが崩れはじめていた。
村に、新しい収入源を確立できれば出稼ぎにでる必要もない。
そこで彼らが目をつけたのが、島で豊富に採れる高品質のマンゴー。
メンバーは日本へ帰り、加工販売するための製造方法と殺菌方法を習得。
この島でできる製法にアレンジし、女性たちと共にマンゴージャムの製造を開始した。
今ではフィリピン国内で販売し、好評を得ている。
支援は、自己満足で終わっては意味がない。
この事業が村人たちの力だけで持続していった時に初めて成功といえる。