09.07


2016

中国イニシエーション実習 3

山原 萌

中国イニシエーション実習 3

山原 萌

731日〜814日にかけて、CAP12人は約2週間の中国イニシエーション実習に参加しました。

  私たちは実習期間のうち13日間を、桂林にある広西師範大学で過ごしました。期間中は、広西師範大学の学生さんがバディーとして私たちをほぼ毎日親切にサポートしてくれました。毎日ご飯を食べにどこかへ連れて行ってくれたり、桂林のさまざまな場所を案内してくれたりしたおかげで、中国での日常を知ることが出来ました。また、バディさんは私たちの一番身近な中国語の先生でもありました。

 ちょっとした発音でも一から丁寧に教えて直してくれたり、生活の中で使えるフレーズを教えてくれたりしたおかげで、日常の中で中国語を使おうという意識が芽生えるようになりました。

  また授業では、毎日朝から昼まで中国語の授業を中国語で受けました。私たち初修者にとって、授業を全て中国語で受けるということは初めての体験でした。なので初めの頃は先生の言っていることがほとんど理解できず、歯痒い思いをしました。しかし毎日中国語を聞いていると、いつの間にかなんとなく先生の伝えたいことが分かるようになっていました。自分のリスニング力の伸びっぷりに少し驚きながらも、語学を習得するためには、その言語にどっぷり浸かるべきだなと感じました。

 そして実習12日目に、私たちは中国の一般家庭を訪問しました。バディーさんとの会話は英語や日本語を交えていましたが、訪問先ではそうはいきませんでした。訪問先の家族の素晴らしいおもてなしに応えようと、自分たちが使える中国語とボディーランゲージを最大限に使って交流しましたが、やはりまだまだ不足していることを痛感しました。また、単語だけではなく、ちゃんとした中国語を話せるようになりたいという気持ちがより深まりました。

  最後の2日間は上海で過ごしました。上海は桂林とは違う国なのではないかと錯覚するほど風景も食べ物も違っていて、中国の広さを改めて実感しました。また上海ではバディーさんがいなかったため、自分達でご飯を食べたり観光したり移動したりしました。中国に行く前はこんなこと出来る訳ないと思っていましたが、いざやってみると意外にもなんとかなり、上海を自分達の力で楽しむことが出来ました。

  この15日間の濃い経験はきっと来年から始まる移動キャンパスに向けての良い刺激になったはずです。

 留学まであと半年。日本での生活、日本でしか出来ないことを噛み締めながら、精一杯勉強に励みたいと思います!


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