12.01


2016

広東外大芸術団との交流会(2)

市川 尭尭

広東外大芸術団との交流会(2)

市川 尭尭

 10月20日、広東外大の芸術団のみなさんが立命館大学に来てくださいました。
 芸術団の方々の公演は、北海道からスタートし、日本各地の大学をまわり、私たちがキャンパスアジアメンバーということで、特別に交流会をさせていただくこととなりました。
 最初に中国語の既習者4人による立命館大学文学部の紹介がありました。

うまく伝わったかと不安でしたが、会場から拍手が上がり、ほっとしました。

開会のあいさつの後、芸術団の方による公演が行われました。舞踊では少数民族の伝統舞踊や創作ダンス、歌では民謡やアカペラ、武術では中国武術を披露してくださいました。ダイジェスト版でしたが、それでも凄さが伝わってくるほどに素晴らしい演技でした。
 公演が終わった後は四つのグループに分かれ、それぞれで交流しました。
私は舞踊グループで、民族舞踊のステップを教えていただきました。民族が違えば振り付けもかなり違ってきます。例えば、ウイグル族が主に住んでいる新疆はぶどうの産地で、振り付けの中にはぶどうを摘むことをイメージしたものがあります。イ族の「蕎麦を叩くステップ」は、収穫をテーマにしています。円を描きながら「三歩進んで一歩下がる」動きが特徴です。話をしていくと、みなさん韓国アイドルの少女時代が好きということが分かり、一緒に踊ったりもしました。日本でも、中国でもなく、韓国から共通点が見つかったことは意外でした。
 武術のグループでは、太極拳を教えていただきました。太極拳は柔らかな、そしてゆっくりとした動きが特徴の拳法です。一見簡単そうに思われたのですが、実際にやってみると意外と体力を使い難しいものでした。そして、私たち日本の学生は少林寺拳法を披露いたしました。
 楽器のグループでは、中国の楽器に触れさせていただきました。琵琶や二胡は初めて見る楽器で、弾くのが難しそうに思われました。音色は爽やかで、なだらかでした。


 合唱グループでは、お互いが知っているテレサテンの「月亮代表我的心」という歌を一緒に歌いました。自分の心を月(中国では美しさと純潔の象徴)にたとえ、静かで柔らかな雰囲気が漂っています。

 この交流会だけで交流が終わらないようにと、連絡先を交換することとなりました。広東外大に行く時には、もう一度会って喋りたいです。この交流会を通じて感じたことは、中国の学生はとても積極的であるということです。言葉はなかなか通じませんでしたが、それでも沢山喋ってくれました。この積極性はぜひ見習って、臆病にならずに交流していきたいです。

最後に、このような交流会をセッティングしていただいた先生方や広東外大芸術団の皆さん、本当にありがとうございました。また会える日を楽しみにしています。



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