02.08


2019

インターンシップ朝日新聞京都総局

【1期】成子霞

インターンシップ朝日新聞京都総局

【1期】成子霞

朝日新聞京都総局でのインターンシップ

 

  専攻が新聞学ではないキャンパスアジアの私達にとって、新聞社でのインターンシップは大きなチャレンジだったと言える。以前、韓国釜山の出版社で5日間のインターンシップに参加した学生も今回参加していたが、その時は「外国語の図書や図書の説明を読み、編集者ではなく読者の立場で自分の感想や考えを出版社宛てに書く」という内容だったので、専門な知識や技能はあまり必要ではなかった。今回はそれよりももっと難しかった。今回のインターンでは新聞社の記者たちと一緒に実地取材やアンケートをしに行った。新聞についての基本的な情報を知るだけでなく、取材の時に質問をする方法やコミュニケーションの能力も身につけることができた。

  まず、最初の二日間には新聞を作る過程とニュース記事を作る様子を見るために、京都朝日新聞工場と大阪にある朝日本部に見学しに行った。

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1:大阪本社で見学

  そこでは、日本の新聞が世界でも最高の発行量であり、その原因は新聞の宅配販売制度にあると知った。また、昔は紙面新聞が圧倒的に多かったが、現代ではインターネットニュースがその速さを特徴に、さらに普及している。そのため、朝日新聞もデジタル編集部を設置し、インターネットニュースを管理するだけでなく、デジタルで読者の関心を持つ分野や内容を発信している。この点で速さとデジタルは新聞社にとって非常に重要な点だと感じた。

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2:大阪本社デジタル編集部部長が朝日新聞のホームページでわかりやすく説明

  初めて新聞社を見学し、新聞の特徴と長所を知ることができ、とても満足した。

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3:テレビ局でABC(真ん中)と

  次の日には取材の練習をするために、裁判所、京都市文化博物館、京都市西院デイサービスセンターでいろいろ見学もした。実はこの過程に大きなストレスを感じた。なぜなら、裁判所で実際に犯人を裁判する過程、博物館でアーティストへのインタビュー、老人ホームで職員と高齢者を取材するのは、法律や芸術などの専門的な知識が必要であるからだ。そのような取材は確かに誰でも容易にできることではないと感じた。でも、取材経験が非常に豊富な向井記者に助けてもらいながら、一生懸命、課題を完成させた。向井さんは多くの経験を語ってくれ、このあとの取材でもいろいろ助けてくれた。これらは難しくても、おもしろい経験だった。

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4:京都市文化博物館で鈴鹿芳康先生を取材

  最終の二日間は花見小路で中国の観光客と料理店を対象に取材をした。祇園の花見小路というのは、建物も町も古い雰囲気であるところで、観光客がとても多いし、カメラの音がよく聞こえた。しかし、天気が寒かったし、物価がとても高い。京都風の町だか、観光客が多いため、京都っぽい静かさはなかったので、雰囲気に合わないと気づいた。前の3日間の経験もあり、取材する過程が少し難しくなくなった気がした。観光客への取材は何回か断られたが、ほぼ順調にできた。観光客たちは花見小路の地元の人に観光をするマナーを求められていることについて、ルールを示す看板に気づいておらず、でもそのルールを理解できると言っていた。

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5:気づかれにくいマナーとルールの看板

  また、花見小路の車道と歩道を分けた方がよいという意見があった。私たちは、この取材の結果をよく整理して新聞社の方に伝えた。

また、花見小路の中華料理屋さんに取材した後で、いろいろ知らなかったことを知り、大きな衝撃を受けた。その店長さんによると、祇園の花見小路は観光地ではなく、オーバーツーリズムによる困ったところが多いということである。一般的に考えると、観光客が多いほど、地元の経済に良いのである。祇園の花見小路の場合には、観光客がそれらの高い店で消費するのは難しいので、かえって地元の人に迷惑や負担をかけることになっているようだ。びっくりしたと同時に、世の中にはいろいろな問題や状況があるのだなと感じた。

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図6:中国広東省から来た観光客を取材した後で

  この5日間で、普通の生活では体験できないことをいっぱい体験できたので、新聞社のいろいろなことに興味を持ち始めた。新聞社の責任者や記者達がとても優しくて、さまざまな経験を伝えてくれたので、素晴らしい経験になりました。

本当におせわになりました!ありがとうございました!

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図7:最後の日に

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