教員紹介

井上 明人

井上 明人講師

専門分野
  • ゲームの現象論、ゲーミフィケーション、情報社会学
プロフィール

慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程終了。国際大学GLOCOM助教、関西大学特任准教授などを経て現在に至る。「ゲームとは何か」という問いを中心に据えつつ、ゲームのアーカイブや、ゲームを応用した社会的課題の解決に関わるプロジェクトなどにも取り組んでいる。

震災時にリリースした節電ゲーム『#denkimeter』でCEDEC AWARD ゲームデザイン部門優秀賞受賞。単著に『ゲーミフィケーション』(NHK出版,2012)。

メッセージ

何か一つの対象について徹底的に考えるという経験は、とても贅沢で、魅力に溢れたものだと思います。                                                                                          一見すると単純なものも、人間の意識下の水準との関わりを考えたり、社会的に大きな規模で広まったりした場合の振る舞いの変化について考えると、途端に我々が知らなかった性質を帯びはじめます。たとえば、「ゲーム」についていざ真剣に考えようと思うと言語、ルール、自由、物語、行為、市場、組織、労働などといった過去に問われてきた巨大な問題と必然的に格闘をすることになります。これは、この現象が人間の認知から社会システムまでを貫く、極めて多層的な側面に彩られた現象であるということです。そして、こうした多層的な性質は、ゲームだけではなく、我々が日常のなかで扱っている様々な事柄について似たような側面を見いだせます。そして、まだまだ人類は、我々が日常で扱っているものの性質を十分にわかっていません。                              こうした事柄について、調べ、考えるための方法論について、みなさんと一緒に学んでいきたいと思います。

主な担当科目

コンテンツマネジメント概論、情報メディア産業論、社会調査論Ⅰ・Ⅱ、専門文献講読Ⅱ

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