卒業研究

14class大島ゼミ

faculty Profile

どんなことを学ぶゼミですか?

「バーチャルリアリティ」や「ミクストリアリティ」に代表される先進的なインタラクティブ映像技術を活用して、新しい映像体験を創出することを目指しています。ゲームやアミューズメントなどの娯楽応用だけでなく、ミュージアム展示や産業応用など、コンテンツのジャンルを幅広くカバーしつつ、工学的な思考・研究とクリエイティブな制作・開発をバランスよく進めていきます。プログラミングと電子工作によるモノづくりを楽しみながら、実社会に活かせる映像テクノロジーを習得していきます。

どんな活動をしていますか?

「インタラクティブ・ラボ」と呼ばれる映像学部の制作・研究施設には、様々な設備・機材・ソフトウェアが充実しています。学生は、そんなラボに常駐しています。学生らは、理工系の文化にならって当ゼミを「大島研究室」と呼んでいます。大島研究室では、工学的研究に基づくクリエイティブな作品制作の成果を、国内外の学会や展示会で積極的に発信します。モノづくりは発表までが一連のプロセスです。特に、フランスのバーチャルリアリティ国際展示会Laval Virtualのコンペティションには3年連続の入選を果たし、学生らも現地でのデモ展示を行っています。研究・制作・発信・改善のサイクルを実体験するわけです。それはまた、英文論文調査や海外発表を通じて、グローバルなコミュニケーションスキルを身に付けることにもなります。

所属する学生はどんな印象ですか?

最初から「バーチャルリアリティ」など専門的な知識を持っていたり、プログラミングが得意だったりする学生は、実はそう多くはありません。それでも、新しい映像技術に魅力を感じる学生がゼミに来ているのです。デバイスやガジェットに興味があり、モノをつくることや絵を描くことが好きで、理工系的思考に苦手意識がないのが、学生の特徴だと思います。
代表的には、何か原風景となるSF映画やアニメ作品があり、自身の手で実体験できる映像作品を実現したいという学生が多いと思います。プログラミングなどIT技術が好きで漠然とでも映像に活かしたいという基盤指向でもいいと思います。あと、チームワークが良く結束が固いのが心強いです。

過年度の卒業論文/卒業制作

  • 「Dolphin Ocean」【バーチャル遊泳体験エンタテインメント】
  • 「Phantom Glider」【VR空間の移動における速度感を増強するインタフェース】
  • 「Hyak-Ki Men: Anti-Ogre Ninja Mask」【ゼミ共同制作、複合現実型ニンジャゲーム】