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「EIZO JUNCTION×CAREER FAIR(ジャンキャリ)2016」開催レポート②

2016.10.20

レポート①では10月15日(土)に開催された「ジャンキャリ2016」の「仕事人研究企画」についてレポートしました。今回②では、映像学部映像学会学生委員が主催する「基調講演」と映像学部生の「今」を出展・発表する「映像学部生発信企画」のレポートをいたします!

●基調講演【講師:映画プロデューサー 松田 広子氏】

  「基調講演」は映像学部映像学会学生委員が主催する特別講演会。今回は株式会社オフィス・シロウズより映画プロデューサーの松田広子氏をお迎えし、映画プロデューサーに至るまでの経歴や映画プロデューサーの仕事について講演いただきました。松田氏は大学卒業後「STUDIO VOICE」や「SWITCH」などの雑誌で編集者として活躍し、その後インタビューの対象としてつながる機会が多かった映画界から声を掛けられる形で映画プロデューサーに。初めて手掛けた作品が、現在映像学部客員教授として学生たちが指導を受けている熊切和嘉監督の「アンテナ」(2003年)。雑誌の編集者から映画プロデューサーという一見するとまったく異なる業界への転身が、一本筋の通った松田氏のストーリーからはとても自然に感じられました。「女性が少ない業界」というイメージが学生にあるという点についても、女性だからといって仕事の機会が奪われるということはなく、それよりも自分が何をやりたいかということのビジョンをしっかりと持つことが仕事にチャンスを呼び込むということについて教えていただきました。

【松田広子氏の基調講演】

●映像学部生発信企画【上映・発表部門】

 今年は上映・発表部門に16作品が出展されました。 

 今年の上映・発表部門はCG作品が多く出展されました。招聘ゲストの企業の方にもCG・ゲーム・CMなどの制作に携わっておられる方がいたので、ものづくりに関する大変貴重な講評を得ることができました。また、コンテンツビジネスに関しても研究発表がいくつかあり、映像を様々な視点から捉える学部の特長が垣間見えました。

<CG>「3DCGによる背景画作り」

<ビジネス>「なぜアイドルが映画に出るのか」

<CG>「3DCGで可愛らしい女の子と世界観の表現」

●映像学部生発信企画【展示部門】

 展示部門では、ゲーム・アニメーション映像・メディアアート・VR(ヴァーチャルリアリティ)など、実際に「触れて感じる」ことができる作品が今年も勢ぞろいしました。低回生にとっては、先輩の研究成果を間近で見たり体験したりするのは貴重な機会です。ゼミ選択の一助にもなったのではないでしょうか!?

<ゲーム>「お前に娘はやらん!」

<ゲーム>「運命」

<ゲーム>「ナイスビッチ」

セガゲームス様にはたくさんのゲーム作品に触れていただき、丁寧な講評をいただきました。

<メディアアート>「エキセントリック☆コミュニケーション」

<メディアアート>「R-指定(ラップしてえ)」

<メディアアート>「腹筋ラジオ」

メディアアートではこの他にも個性溢れる作品がたくさんあり、大変にぎわいました。

<VR>「VR Cyber Shooter」

VRコーナーはやはり大人気。大画面でプレイヤーも大興奮の一日となりました。

●ジャンキャリ・アワード【上映・発表部門】

 ジャンキャリ・アワードは出展作品の優秀賞を参加者が入れた票から決めるコンペ。今回は第3回のアワードになります。上映・発表部門優秀賞は百武 美優さん「3DCGで可愛らしい女の子と世界観の表現」が受賞。ゼミで制作中の3回生課題(3DCG作品)を題材に、可愛らしい女の子の描き方や全体的な表現方法についてプレゼンをおこないました。北原ゼミからは受賞者3年連続輩出の快挙です!

上映・発表部門 優秀賞 百武美優さん

野菜をテーマにしたアニメーション

●ジャンキャリ・アワード【展示部門】

 展示部門の優秀賞は稲田 優太さんと堀田 裕都さんの共同作品「ラウンジLIVE」です。これは半透明のスクリーンとKinect(ジェスチャー・音声認識によって操作ができるデバイスを用いたLIVE用パフォーマンスツールのデモンストレーション。スクリーン上に投影された映像にパフォーマーが触れると音階が奏でられ、映像と音楽が融合した文句なしに素晴らしい映像作品でした。是非動画でご覧ください。

展示部門 優秀賞 稲田 優太さん(左)・堀田 裕都さん(右)

ジャンキャリは来年も秋に実施予定です!!是非お越し下さい!