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2016年度立命館映像展レポート①

2017.02.21

去る217日(金)・18日(土)・19日(日)にイオンモールkyotoにて2016年度立命館映像展(立命館大学映像学部卒業制作・大学院映像研究科修了制作 合同展示・上映会)を開催しました。

 会場となったイオンモール内のkotoホール(展示会場)およびT・ジョイ京都(上映会場)には連日大勢の来場者の方々が足を運んでくださり、3日間両会場合計で昨年度を大きく上回る1800名以上(のべ)の入場を記録しました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 ここでは卒業を迎える学生たちの「ミライ」がたくさんつまった映像展の3日間を振り返り、残念ながら会場にお越しいただけなかった方々にも当日の様子をお伝えしたいと思います!

 

【2月17日(金)】

<上映会場>

イオンモールkyotoのT・ジョイ京都に集合した上映学生スタッフ。今年も昨年度と同じ249席収容可能のシアター7にて実施。受付場所が昨年から変更になりましたが、しっかりと一般のお客様にも目立つ工夫をして入場を待ちます。

11時00分、いよいよ開場です。


11時30分。2016年度立命館映像展開会です!

司会は実写ゼミ4回生の長尾淳史さん、中村ゼミ4回生の松尾佑海さんです。映像学部副学部長の望月先生より開会挨拶があった後、上映スタートです。


上映の1作品目は岡部千秋監督の「近くて、遠い」。それぞれがストレスや不満を抱えて生活する4人家族が、徐々にその内面が露呈されていく中で、互いにぶつかり合っていくストーリー。「自身の経験を投影した」という監督の言葉を裏付ける、細やかな設定と説得力のあるシナリオに引き込まれました。


 ドキュメンタリー作品も上映。三宅伸広監督の「幸の行く先」は、猟師の世界を追った記録映像。「肉を贈ったらお返しが贈られる」という猟師の言葉に注目し、地域住民に獲った肉を贈ることで得られる「お返し」について考察し、見る者にも「お返し」の意味を考えさせる作品。力強い映像が印象に残りました。


初日最後の上映となったのは、今年の映像展学生委員のリーダーを務めてくれた実写ゼミ松本窓監督の「忘景」。仲がよかったはずの兄弟が、弟の受験失敗から徐々に信頼関係が薄れていき、居場所がなくなった弟は突然姿を消すー家族・兄弟の微妙な関係性と美しく繊細な映像が重なり、その情景がいつまでもまぶたの裏に残る作品でした。


T・ジョイ京都ギャラリースペースでは、CGゼミの作品もモニター放映。細部にわたり質感や色味にこだわった作品の数々は、数分間であっても完成に数ヶ月かかります。かなりの忍耐と緻密さが必要だということが最後に紹介されるメイキングによってわかり、感動も倍増。 明日はシアターでの上映も待っています。


 

初日の来場者は約220名。平日にも関わらず、本当に多くの方々にご来場いただきました。明日からはいよいよ、展示も始まります。

 

<展示会場>

大学から搬出した展示作品の機材が早朝イオンモールに搬入され、展示作品を出展する学生は夜まで会場設営をおこないました。バックヤードでは指令本部(?)も設置され、学生と先生が一緒になって魅力ある会場づくりを進めます。



例年と同様に、イオンモールkyotoのKOTOホールにて展示をおこないます。会場では学部内でも見たことのないような巨大モニターが出現。ここで一体明日どのような展示がおこなわれるのでしょうか。楽しみです!



設営も完了し、明日から2日間、会場がたくさんの学生やご家族連れ・高校生など一般の来場者でいっぱいになることを祈って出展者たちも会場を後にしました。

結果はレポート②で!