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2017年度立命館映像展レポート②

2018.03.05

「立命館映像展」2日目のレポートです!

【2月24日(土)】

<上映会場>

上映2日目です。シアター内ではリハーサルや進行チェックが入念におこなわれていました。映像展を運営する学生委員の今年のリーダーは太田優輝さん。あっちこっち走り回りながら滞りなく上映がスタートできるかを確認しています。2日目の司会は1日目から引き続いての九鬼さん、そして中村ゼミの比良岡大樹さんです。



映像展学生委員の全体リーダーを務めた太田さん


2日目の司会は九鬼さん(写真左)と比良岡さん(写真右)





2日目は立命館学園の理事長も来場し、CG作品のシアター上映を鑑賞。CGアニメーションはどうやって制作されるのか、メイキングムービーで詳しく説明があった後、北原(CG)ゼミの作品が次々と映し出されます。普段何気なく観ているCGアニメーションが実はこんなに手間と時間を掛けて制作されているということに驚いたという声もアンケートなどを通じて来場者から頂きました。上映後の出展者挨拶では、ゼミ生が整列し、それぞれのCG制作に賭けた思いを語ってくれました。今やCGクリエイターは業界で引っ張りだこです!皆さんの今後の活躍に注目です。その後もシアター横のギャラリースペースにて随時放映がおこなわれました。








2日目の上映で観客をざわつかせた作品がありました。中島悠作監督の「極東ゲバゲバ風雲録」です。「大島渚になりたかった」という監督が、3.11の東日本大震災や福島の原発事故について、自分なりの表現方法を追究し、観る者にあらゆる角度から訴えかけた作品となりました。監督舞台挨拶では、自分自身とも向き合い続け葛藤した学生生活についてや、震災のメディアでの取り上げられ方・切り取られ方に一石を投じたいという思いを込めた様子などについて語られ、司会者からも質問攻めにあう展開に。上映終了後もシアター前ではたくさんの方から作品や監督自身の想いについて質問が投げかけられていました。




2日目最後の上映はLYOU Chiwoo監督の「ジュン」でした。全編モノクロかつ年老いた男性を主人公にした映像展ではこれも珍しい異色作となりました。実は主人公ジュンを熱演された方は、ルパン三世シリーズや数々のハリウッド映画などの吹替など声優もされている俳優さんで、実際は58歳だそうですが、今回は70歳の老人の役を見事に演じてらっしゃいました。暴力シーンもかなりある作品でしたが、LYOU監督は自身の将来を思い描きながら制作したとのこと。事務室などで見かける普段の監督のイメージはとてもジェントルマンなのでとても意外でした。今後の活躍にワクワクしました!





<展示会場>

展示初日。今年もイオンモール様・クレオテック様・運送会社様・設営業者様など各方面からご協力をいただき、個性豊かな展示会場ができあがりました。本当にありがとうございました!開場前におこなったミーティングでは、展示会場のリーダーを務めたゲームゼミ吉田圭吾さんが来場者対応についてしっかりと確認事項を説明。お客様にわかりやすく、また気持ちよく鑑賞・体験していただけるように最終調整をおこないました。いよいよ開場です!


 

この日は展示会場にも理事長が来場。会場では、中国からの留学生CAO Siyuanさん(ゲームゼミ)の「VRから知る中国神話」や坂本恋さん(大島ゼミ)の「Code Weaver:ミクストリアリティを利用したタンジブルなプログラミング学習ツールの研究」など数名の作品を体験。この学びの成果を一層社会に還元するためのアドバイスなどもいただきつつ、じっくりと体験していただきました。



次回はいよいよ最終日のレポートです!