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2018ジャンキャリの開催レポート②をお届けします!

2018.10.26

2018年10月13日(土)、映像学部秋の一大イベント「ジャンキャリ」を開催しました!

今年度も映像学部生・映像研究科生をはじめ、高校生、他学部生、企業の方々、また一般来場者の皆様と、たくさんの方々にご来場いただきました。今回は第1弾のジャンキャリレポート①に引き続き、学生発信企画である「EIZO JUNCTION」を中心にレポート②をお届けします!



●「ジャンキャリ」とは?
 正式名称は「EIZO JUNCTION×キャリアフェア」で、元々は2009年度から開催していた映像学部生の研究成果発表の場「EIZO JUNCTION」と、2012年度から始まった映像学部生対象の進路就職支援企画「キャリアフェア」を2013年度に一つの企画として融合し、まだまだ認知の低い映像学部を学内外に発信していこうという目的で始まりました。
 今年度で6回目の実施となる「ジャンキャリ」。「EIZO JUNCTION」企画では映像学会学生委員の学生が、「キャリアフェア」企画では映像学部就職委員の学生が運営にあたり、映像学部生が主体となって開催するイベントです。今回のレポートでは「キャリアフェア」企画を中心に報告いたします!



ジャンキャリレポート①はコチラ

●今年の企画③「映像学部生発信企画」
 この企画は、映像作品の上映や作品解説のプレゼンを行う「上映・発表」部門と ヴァーチャル・リアリティ作品やゲーム作品、メディアアート作品などの「展示」部門において、映像学部生および映像研究科生が制作した作品をたくさんの人に見てもらうべく、1回生から大学院生までの幅広い作品が出展される企画です。 今年度は上映・発表部門で11作品、展示作品で32作品が出展されました。  

 各会場では「キャリアフェア企画」にお越しいただいた企業の皆様からも、作品に対する講評やコメントをいただいたり、来場した皆様から評価シートやアンケート用紙にコメントを頂いたりと、作品制作の専門的スキルや、作品をより良くするためのポイントなど、出展者にとっても非常に貴重な機会でした。  

 「ダンダンスプリング」・・・  シンプルだけど癖になってしまうゲーム。操作方法も簡単で小さい子どもでも楽しめます。キーを押すタイミングと瞬時の判断と、気づけばスプリングに合わせてリズムをとってしまう感覚でした。



 「影絵絵本」・・・  手と光で作る「影絵」と映像、そしてセンサーを利用したメディアアート作品です。ソファに座ってリラックスしながら、映し出される映像に向かって影絵を作り、その物語に参加できる不思議な絵本です。



 「SUSHI MEIJIN」・・・  実際に寿司を握ることが体験できる作品。握り方の加減によって、寿司ではないものができあがることもあり、上手く握れるか、何ができるかで楽しめる作品でした。



 「CGでロボットアクション映像を作る際の考察・演出」・・・  講評してくださった企業の方からは、CGロボットのデザインや重量感、また場面展開でもっと臨場感を出すためにはどうすればいいかなど、専門的なアドバイスをいただきました。 「アニメーション作りのポイント」 CG制作の歩行アニメーションの制作について、どんなポイントを押さえておくとよいか、実際に動き方の説明についてプレゼンが行われました。



~ジャンキャリ・アワード~
 「ジャンキャリ・アワード」とは、多様な映像領域を見渡す「ジャンクション」的視点と、進路を見据えた「キャリア」的視点とを備えた、将来の優れたクリエイターと期待される作者に贈られる、栄誉あるアワードです。 来場者全員が審査員となり、「映像学部生発信企画」に出展された作品について、作品ごとに配布される「ジャンキャリ・アワード採点用紙」に点数を記入してもらい、「上映・発表部門」「展示部門」に分けて、その点数から優秀者が表彰されます。 今年度の審査基準は下記の項目で、各5点の計25点満点での採点でした。
【審査基準】
①発表・展示作品と研究のクオリティ
②発表・展示作品と研究のオリジナリティ
③発表・展示作品と研究のエンターテインメント性(インタラクティビティと関連して)
④ビジネス(もしくは高度の研究)への展開可能性 ⑤プレゼンテーションや展示説明における伝達力(コミュニケーション能力)



 そして、今年度の上映・発表部門では北原ゼミ(CGゼミ)の4回生松田 晃季さんが受賞されました。作品タイトルは「3DCGのワークフローについて」。3DCG映像作品の制作プロセス(モデリング・テクスチャ・マテリアル・ライティングなど)についての解説・プレゼンでした。松田さんは北原ゼミ(CGゼミ)に所属されていますが、CGゼミ(北原ゼミ)は2014年度のジャンキャリ・アワード開始から5年連続で「上映・発表」部門を受賞しています。来年はCGゼミが6年連続受賞となるのか、CGゼミ以外の学生が受賞するのか、そんなところも楽しみの一つとして、今後乞うご期待です!



 【展示部門】 展示部門は接戦の結果、望月ゼミ3回生の西村魁峰さんが受賞されました。 作品タイトルは、「あなたのハンドル」。自動車の操作を行うことで、リズムを自在に操ることができるリズムマシンとして、ただ聴くだけではない違った形の音楽体験をすることができる作品です。外観はカーアクションゲームのようですが、実際はリズムを刻むことができる先進性の高いマシンで、その発想や質の高さから来場者の評価も高く、プレイされた方の満足度も高い作品でした。



 なお、この受賞者お二人のインタビュー記事をまた後日、このEIZO VOICEで公開させていただきます!

 来場者の方が実際にプレイ・体感された感想や評価は、作品の世界観をさらに膨らませたり、エンターテインメント性を高めたり、出展者のモチベーション向上につなげることができるとともに、今後の作品制作や研究をおこなうにあたって貴重な意見となります。 映像学部では、今後も長浜市・黒壁での出展イベントや2月には卒業・修了制作展も開催されます。学生が一生懸命作り上げた作品をお楽しみいただくとともに、ぜひ「映像学部のファン」になっていただき、今後のイベントにも足を運んでいただけたら幸いです!