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あのプロジェクトをもう一度・・・黒壁でのアツい2日間を振り返る!<前編>

2018.12.10

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11月24・25日の2日間、映像学部初の事業として、京都を飛び出し、滋賀県長浜市黒壁地区で「立命館映像展」を開催しました!2日で300名ほどの方々にご来場いただきました!

これは、昭和レトロな街並みが人気で、多くの観光客が訪れる長浜市黒壁地区の30周年記念事業の一環として黒壁からオファーを受けて実施したもの。レトロな雰囲気の中に、「映像」の最先端を集めた空間を創出することは、黒壁にとっても新しい試みだったようです。

このプロジェクトには、映像学部有志の学生からメディアアート・VR・ゲーム・映画・モーショングラフィックなど14作品が出展し、会場も大変にぎわいました。

今回のEIZO VOICEではこのプロジェクトの当日の様子を改めてレポートします!!今日はその前編です!

まずは、メディアアート作品からご紹介します。

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伊藤史穂さん『Magic Shoe』
このサンダルを履いて歩くと、付けたイヤホンからいろんな足音が聞こえてきます。足跡型のボタンを押すと
足音から見える景色が変化します。子供に大人気だったこの作品は、
日常を一瞬で変えてくれる魔法を体験できました!

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小池菜月さん『ふしぎなペン』
ペンをクルクル回すクセ、無意味にノックするクセないですか?このペンはペンを回したり、ノックしている間に、
ノートに不思議なことが次々起こるという作品。こんなペンなら勉強ももっと楽しくなるかも!?
ドラ●もんの秘密道具みたいです!これも子供に大人気でした!

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西村魁峰さん『あなたのハンドル』
車好きの音楽好き、という人なら絶対にハマります!これは全自動運転の世界で大ヒットするかも!?
車の中でハンドルやペダルやボタンを操作して、オリジナルのリズムが作れてしまいます♪リズムだけでも
こんなに人の個性が反映されるのかと驚きました!

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早野佳苗さん『超!庶民派アイドル』
この写真の男性はホンモノのアイドルではありません。この作品を体験すると、ミラーボールが回り、
ネオンが輝き、大ヒットソングと共にファンからの歓声が聞こえ、あっという間にアイドルになれます!
あまりに一瞬でなれるため、体験した人も恥ずかしさがウソのようになくなっていました。

続いてVR作品を紹介します!

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木川貴一郎さん『MR HaptoBox』
MREALというヘッドマウントディスプレイを装着し、「HaptoBox」という箱を手に持って覗き込むと、
ディスプレイで箱に入った心臓が見えるだけでなく、その心臓がドックンドックンと
脈打つ感覚が手から伝わるんです!振動のクオリティの高さが見えているものをよりリアルに見せます!


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角園司さん『School of Fish』
老若男女の心をときめかせていたのがこの作品。床にプログラミングで作られた3種類の魚の群れが映し出されて
いるのですが、それぞれの力関係で逃げたり食べたりして、今自分がどこへ移動するかを決めながら
泳いでいるんです!動きが本当によくできていて、いつまでも見ていられる作品でした。

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坂本恋さん『Code Weaver』
子供向けプログラミング学習に一石を投じると言っても過言ではない作品です。キーボードやマウスを
操作することなく、カードになったプログラムを並べながらプログラミングの本質的な
思考力が身につけられるツール。

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山内稀恵さん『MRBook』
もう、本当にこれは、「飛び出す絵本」です。しかも自分でその飛び出したモノを動かせてしまうのだから
すごいです!今回展示されていたのは、医療関係で活用できそうなコンテンツでしたが、
子供向けコンテンツでこの絵本が世の中に出たら、きっと子供たちも喜ぶはず!!

前編はいかがだったでしょうか!?

映像学部のことや映像そのものに興味のある人ばかりが来る展示会とは異なり、出展した学生の皆さんは、観光目的で黒壁地区を訪れた人たちを相手に、よりわかりやすくシンプルな言葉で作品をプレゼンしようと頑張っていました。「メディアアート」という言葉一つをとっても、その意味がわかるように伝えなければ本当の意味での発信にはなりません。

「へぇ~、そういうことを学ぶ学部なんですね!」と学部についていろんな方に知っていただき、反応をいただけたことが出展学生や企画を運営した先生方の何よりの達成感につながりました。

後編では、様々なジャンルの作品が次々と登場します!お楽しみに!