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北米CG研修観察日記~若きクリエイターと過ごした9日間~ Part①を公開!

2019.09.27

映像学部では、近代ハリウッド映画において、CGがどのように発展してきたかを学ぶ授業として、「特殊講義(専門Ⅰ)ハリウッド映画におけるCG史(担当教員:北原聡)」を開講しています。この授業では、CGそのものの発展史だけではなく、ハリウッドのCG制作会社の歴史と活躍についても学ぶとともに、実際にハリウッド最先端のCG制作現場を視察し、世界を目指すクリエイター、プロデューサーとしての意識を醸成します。

今年は14名(3回生2名、2回生12名)の学生が参加し、笑いあり、涙あり、感動ありまくりのファンタスティックな9日間を過ごしてきました。
今回のEIZO VOICEでは、研修スタッフとして同行した職員が見た熱き日々を観察日記としてレポートします!

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Part①(Part②Part③はこちら)

【1日目】
9月11日(水)AM10:20 晴天。

集合時間よりも早く、みんな元気に京都駅に集合。
メンバーの中には、時差対策として(?)1か月前からアメリカ現地時間に合わせたライフスタイルに変更しているという強者も!
これからどんな時間を過ごすのでしょうか。
溢れ出す期待と少しの緊張、不安の入り混じった結団式を済ませ、いざ、成田空港へ。

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今年は、台風15号の影響で研修出発の前日まで、陸の孤島と化していた成田空港。
無事にアメリカへ出発することができるのか。

・・・という不安は見事に一蹴され、とてもスムーズに空港チェックインを済ませることができました。空港スタッフの方は、披露困憊であっても利用客に対する快適な環境づくりへの姿勢はさすがですね。

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ただ、すっっごく蒸し暑かったよね・・・。

17:05 Departure(UA33便)ロサンゼルスへ。

「初日はとても長い1日になるから、機内ではすぐに就寝するように!」という北原先生のアドバイスが何度もありましたが、、、、みんな、ちゃんと寝れましたか?

初海外、初フライト、初機内食・・・既に新しい経験にドギマギしていたメンバー。
ほとんど寝られなかったメンバー。
機内の映画に魅了され、充実した時間を過ごしたメンバー。。
搭乗した瞬間から、到着するまで爆睡し続けた強者!
みんな思い思いの10時間を過ごし、遂にロサンゼルスへ到着(ちなみに私は、まさかの眠れなかった派です)。

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日付は戻って、9月11日(水)11:05 Arrival ロサンゼルス到着

日本時間で考えると、AM3:00(!)。
体力的にはなかなかヘビーなスケジュールなのですが・・・。

みんな、めちゃくちゃ元気です!!ワクワクがとまりません。
入国審査では、フレンドリーなスタッフの対応で改めて日米のキャラクターの違いを感じたメンバーもいました。

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気温は30度程度。
とはいえ、日本のように湿度が高くないので、とても気持ちのいい気候です。

さっそく、迎えにきた専用車に乗り込み、サンタモニカへ。
途中、マリナデルレイの美しい街並みを車窓から見学。「アメリカに来たんだなぁ」と実感がわいてきたのではないでしょうか。

サンタモニカでは、短時間の昼食休憩。
初アメリカ食!!
テンションMAX!!!

・・・のはずが。。。

「ナチョスの味が濃すぎる!」
「食べても食べてもなくならない!」
「ピザが大きすぎる!!」
「味付けが雑!!」
「服にソースがついた!」
・・・苦悶の叫び多数。
アメリカの食事は、味も量も見た目もとてもワイルドなので、本当にびっくりしますね。

さて、皆さん、覚えていますか?
ロサンゼルス・サンタモニカはルート66の終着点です。
アメリカ西部の開拓の要であったルート66は、広大なアメリカ大陸を横断するアメリカ初の国道です。なんと、シカゴを始点としてロサンゼルスまで全長約3,755キロを結んでいます。
そんなサンタモニカでもランドマークになっているのが、ここサンタモニカピアです。
みんなで散策をした木造の桟橋は、1908年に建造された南カリフォルニア最古級のものとのこと。度々、映画やドラマのロケ地になっていることもあり、桟橋にはレストランやギフトショップ、水族館、ゲームセンター、遊園地までありました。時間がなかったので、桟橋の先端までの散策(あとは昼食との葛藤)で終わってしまいましたが、また次回訪れる機会には、ビーチまで足を運び、ゆっくり満喫したいですね。

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さて、サンタモニカから車で走ること15分。
ソニーピクチャーズスタジオ 到着。
研修訪問先、第1弾です。

15:00 Sony Pictures Studio(ソニーピクチャーズスタジオ)
1987年にコカ・コーラがコロンビア映画、トライスター映画などの映像エンターテインメント事業をスピンオフし、その統括会社としてコロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメントを設立。1989年にソニーが48憶ドルで買収。1991年に現社名に変更。買収当初はヒット作に乏しく、巨額の赤字を計上したものの、1990年代後半から復調傾向をみせ、近年では米国市場で常に上位のシェアを占めています。

映像学部も立命館松竹スタジオをもっていますが、スケールの違いに圧倒されるばかり。
スタジオ内に併設されているミュージアムには、実際に、映画やドラマの撮影で使用した衣装や大道具、小物が展示されています。しかも自由に写真撮影OK。
さすが映像学部生。目を輝かせて、ハリウッドの巨匠たちが作り上げた宝物を見つめていました。

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Sony Pictures Studioでは、企業の沿革、受賞した多数の作品を紹介してもらい、いよいよスタジオへ。収録スタジオ・編集・音響等、ハリウッド映画の制作現場を見学しました。

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17:30  Chinese Theater(チャイニーズシアター) 
ここへ来るまでは、ロデオドライブ・ビバリーヒルズを車窓見学。ハリウッドセレブたちが住む街を眺めました。将来ここに住むメンバーもいるかも?!

Chinese Theaterは、アカデミー賞授賞式が行われるところであり、数々の映画の初演が行われてきたところです。シアターの前庭には、ハリウッド俳優のサインや足型ブロックタイルがしきつめられており、みんなファンの俳優・女優・監督をみつけて、大喜びしていました。

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ハリウッドサインをバックに、記念撮影をしました

18:10 The Anaheim Hotelへ。
長い一日も終盤です。
ここからは、アナハイムのホテルへ向かいます。
ただし、この時間のハイウェイは超渋滞・・・。
時差や疲労もでてきて、みんなしばし休息タイム・・・(Zzzz)

20:00 ホテルチェックイン
20:30 夕食
初日の夕食はみんなで、ババガンプ(Bubba Gump Shrimp)へ!というのがこの研修の恒例となっており、歩いて5分ほどの距離にあるレストランへ。
昼食のナチョストラウマから、みんなドギマギしていましたが、、、
今回は、「エビ!!!!」
「食べても食べてもエビがなくならない!!」
「エビ以外の食べ物を!!!!(懇願)」
でも、ここではアラカルトをいくつか頼んで、みんなでおいしく晩餐をしました。

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さて、長かった初日は終了。
明日からはいよいよ北米研修メインの企業訪問です。
ゆっくり休んで疲れをとって、明日また元気に研修にいきましょう!!

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【メンバーのデイリーレポートより】
・    Sony Pictures Studioでは、アメリカのワークスタイルの片鱗を見ることができた。自由で楽しくて明るくて、みんなに夢を与える作品に携わっている人ばかりの環境なのだと思うと、私も将来このようなところで働けたらと思いました。

・    空港からバスで外にでて、街並みが日本とは全く異なることに感動しました。建物の色はカラフルでどれをみても絵になることに驚きました、街そのものが映画やドラマを作っているのだと、訴えかけているように感じました。

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Part②は来週公開です!