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【EIZO DAYS】大学院生特集vol.04:「もっと制作を続けたい」-学部での卒業制作が研究科進学の動機に

2015.11.25

EIZO DAYS
- 特別増刊号 映像研究科特集 -

さまざまな興味関心を持った学生が集う映像学部での学生生活について、学生さんのインタビューを通してお伝えする企画「EIZO DAYS」。
今回は、特別増刊号として大学院映像研究科での研究生活についてご紹介します!


「もっと制作を続けたい」-学部卒業制作が研究科進学の動機

【vol.04】土岩健吾さん(2015年度映像研究科1回生、大島ゼミ出身)

・立命館大学大学院 映像研究科に進学しようと思った動機は何ですか?
自分のなかで大学院への進学という選択肢がうまれたのは映像学部4回生の夏以降です。それまでは、就職活動をとおして進路を考えつつも、卒業研究の作品制作に注力していました。その後、卒業研究の提出が近づくにつれて、もっと制作を続けたいという思いが強くなっていったのですが、ちょうどその頃に映像研究科の入試が2月にもあることを知り、進学の意思を固めました。

・現在取り組んでいる研究の内容について教えてください。

映像研究科では、学部の卒業研究として制作した複合現実感型シューティングゲーム「MR Paintball」について、より高度な機能を持たせるための研究に取り組んでいます。

この「MR Paintball」という作品は、カメラの前に立った参加者の右手の動きにあわせてペイント弾が発射され、画面の中に映った自分自身に実際にCGのペイント弾が当たっているように見えるゲームです。もともと、実際に「ペイントボール」という、ペイント弾を対戦相手に向けて発射し勝敗を競うスポーツがあるのですが、卒業研究の題材を考えていたときにこのスポーツを知り、MR(※)化してコンテンツにしたらおもしろいのではないかと思いました。それ以前から、MR空間において液体の飛沫を表現したいと考えていたこともあり、なおさらピッタリだと思いました。

卒業研究の時点では、投げられた球の様子や飛んでいく音をとおして「視覚」と「聴覚」で感じてもらう内容でした。しかし、それだけでは従来のコンテンツとの差別化が不十分だと思っています。せっかく映像の中に双方向に参加できる仕組みがあるので、修士制作ではもっと感覚を再現したいです。特に「触覚」に関連して、球が触れた感覚まで体験できるようにしようと試行錯誤しているところです。

・修士論文または修士制作に向けて
大島ゼミにはMR関連技術のノウハウの蓄積があるのですが、新しい機能をつけるには自分自身でも もっと勉強しないといけないなと思っています。ゲーム開発で使用されるUnityやUnreal Engineなどのソフトに関する技術も身につけ、将来の仕事に活かしたいです。

※ Mixed Reality(複合現実感)の略称。現実空間と仮想空間をリアルタイムに違和感なく融合させる映像技術全般を指す。


★映像研究科 2月実施入試出願期間★
   2016年1月8日(金)〜2016年1月22日(金)
  ※詳しくは、2016年度立命館大学大学院映像研究科入試要項をご覧ください→こちら

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