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私はAO入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー ♯1 木村 智子さんの場合

2017.06.01

私はAO入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー 

1 木村 智子さんの場合 <映像撮影型>

映像学部の受験を考えている皆さん。


受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。

「映像学部でとことん作りたい」―そんな熱意ある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!




「高校放送部で得たことは、この入試で絶対強みとして活かせると思った」

私は高校時代、放送部に所属していました。広島県の高校ということもあり、先の戦争で原爆被害にあった方々の声を、少しでも多くの人たちに伝えるための「ラジオドキュメンタリー」を制作しました。そこで出会った被爆者の方々から、「あなたたちの世代が次に伝えていってほしい」と強いメッセージをいただき、これからも様々な手法を用いて「声」を伝えていかなければと思いました。

その手法を学ぶために映像学部を選びました。

AO入試にしたのは、放送部で得た実感や経験を強みとして活かせると考えたからです。

入試の情報が少ない中、私が受けようと思っていた受験型「映像撮影型」の対策として、知り合いに「テーマ」を決めてもらって、一日数枚の写真を撮影し、それをまた放送部の後輩にプレゼンし、意見をもらうということをおこないました。2ヶ月ぐらいやりましたね。

また、8月のオープンキャンパスにも参加し、AO入試合格者の先輩からどんなテストだったかという情報とアドバイスをもらいました。先輩にドキュメンタリーを作りたいという気持ちを伝えたところ、その先輩も映像学部で富山県の大空襲を題材にしたドキュメンタリーを制作されていると聞き、すごく励まされました。技術的な知識を知らなければ受験に差し支えるということはないけど、知っていた方が表現に幅が出るということも教えてもらいました。

試験当日は、自分が先に考えていたいくつかのストーリーの中からテーマにあてはめて撮影をおこないました。ここまではスムーズにいきましたが、その後のプレゼンでは後輩相手にたくさん練習してきたにも関わらず、それでもやはり緊張しました。面接では、部活で頑張ったこと、どんなドキュメンタリーを作ってきたか、どんな番組に影響を受けたか、などについて話をしました。精一杯出し切りましたね。合格した時は本当に嬉しかったです。

入学して2ヶ月近く経ちます。映像学部は想像以上に実践的な科目が多いというのが第一印象です。ディスカッションやグループワークが多く、高校の放送部でやってきたことを活かしながら取り組むことができ、非常におもしろいです。「シナリオ基礎」という授業では、物語の展開方法やフレーム割など、「リアルとは違う切り取り方」を学び、日常でも「ここをこう切り取ってこう展開したらどんな物語が生まれるか」など考えて過ごすようになり、TVの見方も変わりました。

将来はNHKのディレクターになりたいです。

今は自分が「何を伝えたいか」を考えるために内面的に成長したいと思っています。そのためにたくさんの人と関わりたい。そして、高校の時、被爆者の方に言われたあの言葉―「あなたたちの世代が次に伝えていってほしい」―を常に心に留め、自分にしかできないことをみつけていきたいです。

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8月のオープンキャンパスで得た先輩からの情報が非常に役に立ったという木村さん。在学生の本音なども聞くことができ、受験生の皆さんにとってはとても貴重な機会になることは間違いないと思います。

今年も8月5日(土)・6日(日)に開催されます。とても熱い2日間になりますが、是非衣笠キャンパスに足をお運びください! →今年のオープンキャンパス情報はコチラ

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