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【EIZO DAYS】01:「指導してもらえるうちが花」だと思って、今は先生からたくさん吸収しています!

2017.06.30

EIZO DAYS

今年度10周年を迎えた立命館大学映像学部。
とはいえ、どんな学部なのかはまだまだご存じない方も少なくありません。

そんな学部を知っていただくには、まず在学生を紹介するのが一番なのではないか?!私たちはそう思いました。
なぜ、映像学部を選んだのか?入学してから戸惑いや苦労はなかったのか?今映像学部でどんなことに熱中しているのか?など、学生の声を通して映像学部についてご紹介します。


「指導してもらえるうちが花」だと思って、今は先生からたくさん吸収しています!

【episode01】溝畠 史歩さん(2017年度3回生、実写ゼミ所属、京都府出身)

 中学校の卒業式の時に記念PVを制作することになり、私もその制作に参加しました。これが謝恩会や同窓会で上映されたのですが、非常に反響があり、自分の映像制作の原点になりました。    

 そんなこともあって、高校入学後は放送部に入部。とにかく熱い部員ばかりで、「Nコン(NHK高校放送コンテスト)全国大会に出る!」を目標に、必死に制作をおこない、大会の全部門(朗読・ドラマ・ドキュメンタリーなど)にエントリーしました。主要メンバーの数は8名と決して潤沢ではなかったのですが、全員が負けず嫌いだったので、弱音を吐くどころか、毎週会議で泣きながら意見をぶつけ合い、お互い納得するまでとことんこだわりました。この時の仲間はたぶん一生の友達だと思います。  

 そんなこんなで出場権を得たNコン全国大会。ここで配布されたパンフレットに掲載されていた広告で、初めて「立命館大学映像学部」を知りました。「AO入試っていうのがあるんだね」そんな話を友人としたことを覚えています。実はその友人に一緒に受験しようと誘われたことがAO入試受験のきっかけでした。  

 私の受験型は、「絵コンテ作画型(旧ビジュアル作画型)」で、入試対策としては、「15秒CMを見て絵コンテに書き出す」というもの。今までは放送部でドラマの絵コンテを描くということしかやってこなかったので、少ないコマ数で表現するといえばCMかな、と思いついたからです。  

 また、放送部の顧問が国語の先生で、授業中によく「朗読」を当てられました。部員が朗読する時のこの先生のダメ出しが容赦なくて苦労しました。どうにかうまくなりたいと思い、前もってその朗読作品について調べてから授業に出ることにしました。例えば作品の時代的・文化的背景とか、教科書に書かれていない部分などを知っていると、感情もスムーズに込めやすくなるんです。この習慣を機に読書がすごく好きになりました。こんな風に最初は面倒だなと思ったことも、「とりあえず頑張ってやってみる」をモットーに、食わず嫌いせずやり抜いたというのが最終的にAO入試にも役に立ったと言えると思います。  

 試験当日は今までと傾向の違う問題に一瞬パニックになったり、面接官に若干反論してしまうような場面もあって、終了後後悔の嵐で泣きながら帰りました。合格通知をもらった時は驚くと共に、体中がしびれました。嬉しかったですね。  

 映像学部入学後は、1回生でサークル、2回生では自主ゼミ(学部が認めた活動団体)と、映画制作活動に力を入れて多くの先輩にたくさんのことを教えてもらいましたモチベーション高い先輩が多く、企業のようにちゃんとしていて、学ぶことばかりでした。  また2回生の時は1回生の授業支援をするサポーター「ヘルパー」になり、そのリーダーも務めました。もちろん後輩の支援をしたいというのが一番の理由ですが、これを機会に「先生たちともっと距離を縮めたい」という思いもありました。先生と仲良くなった方が色々と聞きやすくなり、自分にプラスになると考えたからです。人に聞くことってすごく大事です。  

 現在3回生で、実写映画を制作する通称「実写ゼミ」に入りました。授業で受けた「プロデュース実習」でイベント企画をプロデュースすることのおもしろさも知り、こんなこともやってみたいと感じましたが、結局初心に戻り、映画制作をする選択をしました。  

 ゼミは2年間あり、1年ごとに1本制作します。3回生は15分の作品を制作し、秋に上映会をおこないます。今はその構想に追われていて、とても大変です。私はいろんな映画を観るのですが、映画を観すぎて考え方や発想が凝り固まっている自分に気付くことがあります。自分らしさを出したつもりでも、「あれ?これどっかで観たぞ」みたいな疑念がすぐ頭に浮かび、振り出しに戻ることもしばしば。クリエイティブは苦労します。でも、やっぱり作りたいんです。

 だから今は書いた脚本をいろんな先生方にみてもらい、アドバイスや指摘を日々いただいています。まだまだ自信はありません。 でも映像学部に来たからには、この学びの環境をフルに活用できるように、日々奮闘しています。先生方とのコミュニケーションもその大事な一つです。

「指導してもらえるうちが花」

 そう思って、どんなアドバイスも有り難く受け止めていきたいです。 秋の上映会「シネマグラ」で皆さんにおもしろい作品を観てもらえるよう、頑張ります!是非観にきてくださいね!(昨年度シネマグラ関連記事

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「EIZO DAYS」では、2018年度学部パンフレットと連動して在学生へのインタビューをおこなっています。

 映像学部では、将来めざすベクトルに合わせて4つのゾーン(映像文化、映像マネジメント、リニア映像、インタラクティブ映像)を展開し、軸となるゾーンを拠点にしながらも、他の領域についても積極的に学べるカリキュラムを用意しています。

 その学びの中で学生は、今回インタビューに応じてくれた皆さんのように、入学時の思いを貫き通したり、方向転換をはかったり、広い視野で物事を捉えていたり、一つのことにひたすらこだわったりしながら、それぞれの「プロデューサー・マインド」を身につけて卒業していきます。

 映像学部に興味のある方は、是非今後続くこの連載企画「EIZO DAYS」をご一読ください!


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