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2017年度 映像学部特殊講義『びわ湖ホール舞台技術研修』レポート

2018.03.19

2017年度 映像学部特殊講義『びわ湖ホール舞台技術研修』レポート

「びわ湖ホール」をご存知ですか?

びわ湖ホール公益財団法人 びわ湖芸術文化財団)は、国内外に誇る劇場設備と高度な舞台技術によって信頼を集めている公共劇場であり、舞台映像美術においても高い水準にあります。映像学部開講特殊講義『びわ湖ホール舞台技術研修』では、びわ湖ホール内の劇場や舞台裏の見学やプロスタッフによる体験講習を経て、自ら企画した映像美術を制作し、実際に観客の前で上演することを目指し、新しい映像技術の展開についての知見やスキルの獲得を行うことができる授業です。
 
2017年度は、日本の児童文学に着目し「絵本を題材に舞台作品を作る」というコンセプトのもと、舞台上を演出するための映像美術およびアーカイブ映像の制作を行いました。
今年は竹取物語(かぐや姫)を題材にした作品「ゴーゴーどら娘」を上演することに。

芸術系他大学(京都造形芸術大学、成安造形大学)の学生とともに舞台機構・舞台進行・舞台照明・舞台音響・映像・美術・小道具などの各分野で演出意図の理解から設営、リハーサル、本番を体験し、舞台制作に関わるプロセスを学びます。なお、上演はプロスタッフの協力のもと、びわ湖ホール内の劇場施設を実際に使用して行われます。

そして、いよいよ3月17日(土)。本番が上演されました。

オープニングシーンでの導入部分と、かぐや姫を迎えに来る月からの使者に抗う犬丸少将のバトルシーンの映像美術を制作。オープニングシーンでは、成安造形大学の美術チームと連携、バトルシーンでは、びわ湖ホールの舞台機構によってステージをせり上げ、そこにプロジェクションマッピングするという工夫も。
 







制作は各大学合同の舞台演出ワークショップやびわ湖ホールプロスタッフによる大ホール舞台裏見学ツアーを行なった後に、台本をもとに学生が演出プランをプレゼン。何度も制作会議を経て、映像美術を制作しました。
 





また、映像を舞台に投影するオペレーションや上演作品の映像アーカイブの撮影も行ないました。
 
 




 
楽屋での映像編集会議の様子。


他のシーンの様子。
演劇あり、ダンスあり、普通の竹取物語とは全く異なる新しい作品になりました。
 





出演者・スタッフによるお客さまお見送り。


立命館大学映像学部チーム、記念撮影。タケノコ宇宙船の美術も制作しました。


特殊講義『びわ湖ホール舞台技術研修』は、2018年度も開講します。現在応募期間中(~3月27日【火】11:00)この授業気になる映像学部生は、manaba+Rで詳細をチェックしてください!

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