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実はみんな、VRに興味津々!!

2018.05.01

先週、立命館大学衣笠キャンパス平井嘉一郎記念図書館1階の「ぴあら」(Peer Learning Room)のイベントエリアにて、『ぴあらでVR』と題し、映像学部大島登志一教授および大島ゼミ生による講演会&VR体験会が実施されました!



この「ぴあら」では、学生の皆さんが学部や回生の垣根を超えて幅広い知識の習得や交流をすることを通じ、充実した学生生活を送ってもらうことができるよう、毎回様々な分野・ジャンルから講師を招いて講演会が開催されています

今回は、前半が大島先生によるVRやMRの最先端の知識やそれらがもたらす未来についての講演がおこなわれました。だいたい40名程度の参加者があった中で、もっとも多かったのは文学部の学生。学問領域ではVRとまったく異なるイメージの学部から参加が多かったことにまず驚きましたが、次いで法学部の学生が多かったことから、「元々図書館利用頻度が高い学部生の参加が自ずと増えたのではないか」と図書館スタッフ。もちろん映像学部生も数名参加していました!



講演の最後は、大島ゼミ生によるMREALというミクストリアリティシステムや、Microsoft HololensというHMD(ヘッドマウントディスプレイ)のデモがおこなわれました。



ここではHMDを装着した人がディスプレイを通して自分の視界に見える操作画面を指でタッチする(他の人には空中で指をただ動かしているだけのように見えます)と、目の前に大きな旅客機が現れました。もちろん他の人には見えませんので、今回はスクリーンにHDMで見えている視界が投影されました。



ぴあら内に突如出現した旅客機に聴講生から「おおっ」と声が上がりました。HMDの装着者がもっと旅客機に近づくと、機体の内部にするっと入ることができ、中にはズラっとシートが並び、コックピットにも入ることができます。まるで機内にいるかのようなその光景に皆さんの目は釘付けになっていました!

「それでは、後半は皆さんにも本日用意した機器でVRを体験していただきます」



講演会場の脇に置かれていたのは、大島ゼミが一生懸命充光館から運んできたVR展示作品4つです。先生やゼミ生から説明を受け、参加者は順番で体験していきます。映像学部の卒業制作展「立命館映像展」や、学部の成果発表イベント「ジャンキャリ」では、なかなか見かけることのない「他学部生」による映像作品の体験に大島ゼミも説明に力が入っていました!





「文学部生ですが、元々ものすごくVRに興味があったので今日の講演を楽しみにしていました」と語る男子学生や、大島先生と映像学部生の「ホログラム」に関する熱い立ち話に目をキラキラさせて「よかったらボクも一緒にお話に混ぜてください」と参加してくる他学部生もいて、体験会は熱気に溢れました。







また会場の一方では、スマホとダンボールで簡単に体験できるVRコンテンツを楽しむ光景も。





動画サイトでは、こういった簡単なキットを使って気軽にVRを楽しめるコンテンツが今たくさん公開されています。自分でVR動画を作ってみるのもいいかもしれません!

映像学部の学びを他学部の学生にも知ってもらえる非常にいい機会になりました。これを機に他学部の専門領域と映像の世界がコラボレーションし、新しい作品が生まれるかもしれませんね。

映像学部生の皆さんもこの「ぴあら」のような総合大学の利点をもっと活用し、誰も体験したことがない未知の映像世界をクリエイトしてみてはいかがでしょうか!?

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