EIZOVOICE

第2回京都デジタルアミューズメントアワードにて永井翔也さん(2019年度修了生)がW受賞!!

2020.07.22

第2回京都デジタルアミューズメントアワードにて、永井翔也さん(2019年度映像研究科修了)の修了制作「デジタルゲームと演劇を組み合わせた新メディアの提案とそのコンテンツの制作」を基にした作品がゲーム・インタラクティブ部門賞と東映賞のW受賞という快挙を果たしました!

20200722_01


  このアワードは、映像やゲームなどのデジタルメディアを通じて京都のコンテンツ産業の発展に貢献が期待される若手クリエイターを応援するための表彰制度です。
  昨年度は、大賞(京都府知事賞)に映像学部・研究科asobi-lab回遊制作チームの「回遊-KAIYU-」が選ばれており、2年連続栄誉ある賞をいただきました。
*去年の受賞報告記事はこちら

  永井さんの研究は、作品制作およびその体験者アンケートと考察を通して、デジタルゲームと演劇を高度に組み合わせた新メディアの可能性について提案しています。

 そもそもこの研究を始めた動機はなんだったのでしょうか。

 永井さんはこれについて2点挙げています。
 「1点目に、永井さん自身がゲーム制作経験と演劇経験があり、両方の良さを融合できたら面白くなる、新しい体験・価値が生まれるのではないか、と考えたこと。
  2点目は、しばしば批判の的に晒される傾向がある「ゲーム」や生業として成功するのには困難なことの多い「大衆演劇」、それぞれの価値について、作品制作を通して再確認したい、という思いから大学院での研究がスタートしています」

 「デジタルゲームと演劇を組み合わせた、今までにない作品を制作する」

 ゆるぎない信念を掲げ、トライ&エラーを繰り返しながら大掛かりな舞台装置を制作し、そこで演じる役者、参加する観客にも「芸」と「術」が高度に融合することに拘り続けました。
 完成させた作品は、「2019年度立命館映像展」にも出品し、会場を華やかに盛り上げていました。

20200722_02


 そんな永井さん。
 新入社員として奮闘する毎日ですが、今後の展望についても語ってくれました。

 「提案した新メディアを用いた作品を制作していくには、コストパフォーマンスの観点や全体的なクオリティの向上など、課題はまだまだたくさんあり、継続して研究していく必要があると思います。一方で、生身の人間とデジタル上のキャラクターのどちらも取り入れて遊ぶことができるシステムとしては成功しているので、ゲームや演劇、アニメ、小説、実写などキャラクターが登場する既存メディアとの相性は非常によいと思います」

「修士研究での成功例をもとに、デジタルゲームと日本伝統芸能の相違点を考察することで、それらの融合を応用させ、今までにない作品を創り出していきたいと思います」

20200722_03



〇お知らせ
映像研究科は、2021年度入試に向けて入試説明会をオンラインで行います。
映像研究科について少しでもご興味のある方は是非、気軽に参加してみてください!

日  時:2020年7月30日(木)18:30~19:30
形  態:オンライン説明会
申込方法:下記のメールアドレスに必要事項を記載いただき、送信してください。
必要事項:
タイトル:〇月〇日(←参加希望の日)入試説明会参加申込
本文:
①氏名(フリガナ)
②所属大学・学部/出身大学・学部
③連絡先(メールアドレス)
④研究テーマ(現時点で考えている内容でOKです)
⑤研究指導希望教員(決まっている方のみでOKです)
⑥その他(質問など)
申込Eメールアドレス:rugseizo@st.ritsumei.ac.jp
申込締切:7月29日(水)17:00
*申込いただいた方に、当日の参加方法をメールにてお伝えいたします。


【2021年度9月入学試験について】
出願期間:2020年8月19日(水)~9月2日(水)*出願期間最終日の消印有効
試験日:2020年9月26日(土)
合格発表:2020年10月14日(水)10:00
*入試方式や出願資格など、詳細については、入試要項を必ずご確認ください。
入試要項:https://www.ritsumei.ac.jp/gr/exam/point.html/


一覧へ