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私はAO選抜入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー ♯3 北村 春菜さんの場合 <絵コンテ作画型>

2020.07.22

私はAO選抜入試で映像学部に入学しました:
新入生インタビュー

♯3北村 春菜さんの場合 <絵コンテ作画型>

映像学部の受験を考えている皆さん。

受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。

2021年度のAO選抜入試の入学試験要項・出願書類は「立命館大学入試情報サイト」の「入学試験要項・出願書類ダウンロード」ページにて公開しています。
ぜひご一読いただき参考にしてください!

「映像学部でとことん作りたい!」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

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「映像を通して芸術スポーツの素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい!」

  私が映像学部を目指したきっかけは、芸術スポーツであるバトントワリングの魅力を、映像を通して多くの人に伝えたいと思ったのがきっかけでした。小学校5年生から高校2年生まで打ち込んできたバトントワリングがとても好きで「こんなに魅力的なスポーツなのだから、もっと知名度が高くてもいいはず。きっとみんな知るきっかけがないだけ。何か自分にできることでバトントワリングを広める方法はないだろうか」と考えました。

 高校のときバトンの振り付けを考える役割も担当していた私は、自分たちの演技とトップレベルの演技を動画で比較して、分析することも多くありました。
 バトンの魅力である「チームの息の合った美しい動き」「バトンで立体的に表現される演技の迫力」。こうした魅力を多くの人に伝えたい、そのためにはどのような方法がいいのか、と考えたとき「映像」という媒体が、一番多くの人に影響を与えることができると思いました。
「芸術スポーツを映像で表現したい!」

そんな時に立命館大学映像学部を知りました。「映像に関する幅広い分野を学べるこの学部でなら、映像を使って自分は何ができるか、どう表現していけば魅力が伝わるかを学べる!」と思いました。そして、もともとデッサンなど絵を描くのが好きだった私は、絵コンテ作画型で受験することを決めました。


 情報収集とAO入試の対策を始めたのは高校3年生の4月頃からでした。映像学部のオープンキャンパスに参加し、AO入試相談会で先輩から教えていただいたことがとても参考になりました。絵コンテ作画型の対策を中心に質問しましたが、他には「どのような得意分野を持った方がいますか?」「どんな目標を持った方がいますか?」、実習やグループワークが多いと聞いていたので、「実習ではどのような能力が必要とされていますか?」など、大学に入ったあとの学びについても質問をしました。まとめ役やアイディアを出す人が必要ということなども教えていただき、対策の参考にしました

 エントリーシートの対策は、AO入試対策をしてくれる塾に行っていたので、そこでも見ていただき、学校でもいろんな先生に見ていただきました。私はバトントワリングでの経験を伝えたかったので、部活でチームワークを磨く上での経験と、映像学部で多いと聞いていたグループワークのことの繋がりを意識して書きました。
課題文書の対策では、全部書いては消し、書いては消し、を繰り返して、テーマがしっかり伝わるように何度も書き直しました。バトントワリングの振り付けにストーリーを込めることが好きだったので、その経験を生かして、課題文書でも、ストーリーの展開を重視し、登場人物の心情を描写することも意識しました
 だからといって「ストーリーが複雑になって伝わらなかったら意味がない」と思い伝わりやすさにも気をつけました。

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 二次試験の絵コンテの対策は、オープンキャンパスの後から本格的にはじめました。まずは、絵のサイズや角度など、構図の勉強からはじめました。絵コンテの技術的も大切ですが、一次試験と同様に、伝えたいことがしっかり伝わることが大切と思い、常に読み手の受けとめ方を考えながら練習しました絵のカメラワークや、絵で光のあたり具合の表現の違いで、登場人物の心情が伝わるよう意識しました
 そして解説文書では、カメラワーク、音、照明、ストーリーの4つの事柄が、時系列でどう変わっていくのかが分かりやすくなるように書き方を工夫しました。

 面接は得意なほうではなく、プレゼンでは始めはすごく緊張しましたが、面接員の先生が頷いてくださっているのを見てだんだんと話をしているうちに楽しくなってきて、リラックスしていきました。
 言いたいことを整理して、暗記ではなく、自分の思っていることがどの角度から質問されても答えられるように準備しました。関心をもって体験会に参加して学んだVRやARの経験も話しました。

 そして、いよいよ合格発表の日。友達を一人連れて、震えながら結果を見ました。合格を見たとき「本当に映像学部に行けるんだ!」と信じられない気持ちでした。がんばってきたことが報われた素晴らしい瞬間でした。
 AO入試を目指そうと思って担任の先生に相談したとき、正直はじめのうちは、先生は積極的に応援してくれているようには感じませんでした。でも、エントリーシートを書きはじた時は私の本気の熱意が伝わったのか、応援してくれるようになって、合格発表のあとは、泣きながら報告に行きました。

 そして、いま大学に入学してからは、本当にたくさんの経験ができており、友達やクラスメイトからよい刺激をもらっています。グループワークなどでも、オンラインでしか繋がっていないのですが、すごい技術を持っている人、面白い人がたくさんいて、ここに居られるのがありがたい!と思うほどです。
 授業で学んだことが、普段映像作品を見るときにも生かせていると思います。そのことで、映画やドジュメンタリー、VR、ARなど、各分野でそれぞれ大きな可能性ある!と思うようになり、今後は自分が今まで考えてきたことをいったんリセットして、視野を広げて映像作品を見て、いろんなことに挑戦して行きたいと思っています。


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自身が打ち込んできた芸術スポーツの魅力をたくさんの人に伝えたいと思ったことがきっかけで映像学部を知った北村さんは、試験対策でも「相手にしっかり伝わる」ことを一番重視されていました。素晴らしい内容であっても相手に伝わらなければ意味はありません。AO入試の対策などでも繰り返し練習していると視野が狭くなり見落としがちなことだと思いますので、試験対策で意識されたことはすばらしいと思います。

今年は、衣笠キャンパス内で行うオープンキャンパスは実施できませんが、映像学部の独自企画として「映像学部 WEBオープンキャンパス」を8/1(土)、8/2(日)実施することになりました!
オンラインでAO選抜入試に関する説明会や、AO選抜入試の相談会も行う予定です。
企画内容や参加申込み方法など詳細は以下の記事からご覧いただけます。
みなさま、ぜひご参加ください!


→映像学部WEBオープンキャンパス開催の記事はこちら

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