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私はAO入試で映像学部に入学しました: 新入生インタビュー #1 井上 周五郎さんの場合〈絵コンテ作画型〉

2022.06.01

私はAO入試で映像学部に入学しました:
新入生インタビュー
#1 井上 周五郎さんの場合〈絵コンテ作画型〉


映像学部の受験を考えている皆さん。

受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。

「映像学部でとことん作りたい!」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

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『自分が興味のある事だけでなく、さまざまな分野に興味を持った人が集まる場所だと確信した』

 小学4年生から漫画家を目指していて、物語を作るということに関心がありました。進路を考え始めた時期、実際に漫画家として活躍されている方々がどういう経歴なのかを調べました。
私が調べた中では『大学に進学している』、『高校を中退して漫画一本でやっている』、『美術大学に進学している』と、この3つが多い印象でした。
次に自分の漫画の実力がどれくらいあるのかわからなったので、実際に出版社へ4回持ち込みをしました。その時にいい結果が出たら、「大学へは進学せずに漫画一本でやっていこう」と考えていました。
 しかし、現実は厳しく、特に大きな結果が得られなかったため、大学進学を決めました。
進学を考える時も漫画中心に考え、「漫画学部がある大学」も候補にありました。しかし、漫画家になりたい人しかいない環境よりも、将来映像に関わっていく様々な人材が集まる映像学部でできる『繋がり』に惹かれました。「映像に関わる幅広いことが学べる」と思い、『ここにするしかない!!』と感じました。


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『1次選考の書類を提出した次の日から2次選考に向けて準備をはじめました』

 AO入試を意識しはじめたのは2年生の最後あたりでした。AO入試の選考方法を見てみると、まさに自分にぴったりな試験方法だと思いました。
 第1次選考の提出書類は主に高校の国語の先生にみていただきました。
また、偶然にも周りの方々の繋がりで映像学部生(AO入試の合格者)や映像研究科生(大学院)と知り合うことができ、積極的に自分からお願いして意見を伺いました。複数人にアドバイスをもらうとそれぞれ全く言うことが違うこともあります。その場合は、2・3人以上同じ指摘されたなら、その点は無視せずに改善するべきです。選考される方の目に留まるように構造などを工夫して提出の締切に間に合うギリギリまで試行錯誤し、納得がいくまで30回以上書き直しました。
 第2次選考に関しては、受かった前提で動き始めないと間に合わないと思い、第1次選考書類を提出した次の日に対策をはじめました。
 小学生の時に親に買ってもらった、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』の絵コンテ本も参考になりました。絵コンテはもちろん、実際のメモ書きやインタビューが載っていて絵コンテを描く時にとても参考になりました。
 絵コンテの練習は、90分の時間制限で友人や家族などにお題を出してもらい、8コマで完結する絵コンテを描き、それを身近な人にプレゼンするという練習をしました。合計で50回ほど練習したと思います。練習を続けていくうちに60分で描けるようになっていきました。
 面接に関しては、人と話すことが得意なので特別な練習はしませんでしたが、話に一貫性を持って話すことを心掛けました。曖昧なことを話しても見透かされると思います。また、自分が話したい事を質問してもらえるように、第1次選考の提出書類や第2次選考の絵コンテに工夫して仕込んでおきました。中には想像していなかった質問もありましたが、落ち着いて丁寧に答えるようにしました。

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『自分に嘘をつかないことが大事』

 「映像学部になぜいきたいのか」、「なぜ映像学部でないといけないのか」、「映像学部で何をしたいのか」など自分と対話する時に、そこを曖昧にしたままでは制作物に“嘘”が生まれてしまいます。「映像学部で学びたい」気持ちに一本の芯が通っているか否かで大きな差が出てしまうので、ぶれずに取り組むことが大事だと思います。

 入学して2か月が経ちました。友達も出来て充実した大学生活を送っています。
私のように絵が得意な人・逆に苦手な人・別の分野が得意な人、いろんな人がいます。
絵が得意な人とは張り合って切磋琢磨しお互いにいい影響になればいいと思うし、苦手な人には教えたりして自分にも相手にもプラスになると思います。
 自分がどうしてAO入試で選ばれたのか、ここで何ができるのかを考えて大学生活を送り、行動し映像学部にいい影響を与えられたらと思っています。

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インタビューを通して、井上さんは自分の目標に向かって、自分自身と向き合ってきたことがよく分かりました。自分自身を理解しているからこそ、自身の魅力をすべて絵コンテや面接で発揮できたのだと思います。

さて、AO選抜入試の体験談は今後も続々と掲載していく予定ですので、関心がある方もそうでない方も、ぜひ引き続き映像学部ホームページをチェックしてください!

また、「2022年度 オープンキャンパス」に関するお知らせです!
今年は、オープンキャンパスを8月6日(土)・8月7日(日)に2日間開催予定です!

映像学部では対面形式の企画に加え、オンラインでの「ライブ配信」形式の企画を予定しています!
京都のキャンパスまで来られない方々も、ぜひこのライブ配信企画にご参加ください。
詳細は追って本サイト(映像学部ホームページ)で公開予定です!

8月6日(土)・8月7日(日)は、みなさまぜひオープンキャンパスをご予定ください!






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