これからの講座・イベント

2019年4月読書会「文珍」林徽因を読む

永井 英美 氏(立命館孔子学院中国語講師)

時間:12:30~14:30

場所:立命館孔子学院図書室

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読書会は原則、隔月で偶数月に開催します。中国の短編小説を日本語訳で読んで感想を語り合い、また作者について学び合います。
中国の小説に興味がある方、本を読むのが好きな方、読書会を通して中国の文化や歴史についての興味や知識を深めるとともに、
楽しみながら勉強を続ける仲間を見つけてみませんか?


作品紹介(冒頭)

わが家は、複雑な事情の下でよその町へ引っ越すことになり、自分はお荷物になった。七歳の頃だったろうか。もうだいぶ物心もついていたようだ。篁姉さんが家の者と相談し、嫁ぎ先で半年ほど預かってくれるというので、私は姉さんのところへ送り届けられた。--------


作者紹介

林徽因(1904-1955)
浙江省杭州生まれ。本名・林徽音。1909年、祖父母の住む邸宅に預けられ、伯母、従姉妹らと大家族生活を送る。辛亥革命後の12年、上海へ転居。「文珍」はこの頃の体験を基に書かれたもの。30年代半ばより新月派の「一代才女」と称えられ、その詩はイメージ豊かな言葉で自然の景物や細かな感覚を表現し、清麗な風格と音楽美に富む。小説は短編6本のみだが、社会の思い現実を受けとめつつ、詩人らしい繊細な言語感覚で静謐かつ清浄な作品世界を創造し、独特の境地を開いた。中華人民共和国の国章を設計した一人であると共に、中国の古建築を調査・整理し、中国建築史の祖とも称される。


テキストについて

現在、二玄社『中国現代文学珠玉選[小説3]』所収の作品を順に読んでいます。
テキスト購入費は参加者負担ですが、現在絶版となっておりますので、前日まで、もしくは当日の開始30分以上前にお越しくだされば、事務局で作品のコピーをお渡しできます。図書館や古書をご利用いただいても結構です。


定員

15名程度(要事前申込)


参加費用

無料


お申し込み方法

電話、FAX、メール(宛先:koza@st.ritsumei.ac.jp)にて前日までにご予約ください。
※お申込の際は、①お名前(氏名・フリガナ)、②連絡先(電話番号、メールアドレス)、③参加ご希望の講座名・日程を明記ください。

※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
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