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第107回中国理解講座 「京劇の『四功五法』―演技の要素及び規則―」

袁 英明 氏(桜美林大学准教授)

時間:14:00~16:00 (13:30~受付開始)

場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム

中国理解講座は、中国の文化、社会等に関する様々なテーマについて、年数回、土曜日等に立命館孔子学院講義室等にて開催しています。
どなたでも無料でご参加いただけます。


講座概要・講師紹介

■概要

京劇は中国の文化であり、中国を代表する伝統演劇として世界的にも名高く、世界無形文化遺産として登録されている。それは型や様式美を追求する東洋演劇の特徴を表し、例えば見得や隈取り、トンボを切るなど、特に日本の歌舞伎とも類似性を持つ。また、能とも共通点を有する。京劇の演技は唱(うた)、念(せりふ)、做(しぐさ)、打(たちまわり)の四要素より成るが、本講演は演技の実例を挙げながら京劇の演技要素およびその規則を紹介し、受講者に中国文化に対する理解を深めさせることを目指す。

■講師紹介

京劇の最高学府・中国戯曲学院を首席で卒業後、上海京劇院のトップ主演女優として活躍。京劇名優梅蘭芳の子息・梅葆玖先生の内弟子、梅派芸術の継承者。「全国優秀青年俳優賞」、「文化成果賞」など受賞多数。他方、平成十三年早稲田大学大学院アジア・太平洋研究科国際関係学(文化交流)修士課程修了。平成二十一年中国伝媒大学芸術学院にて京劇俳優として初めて文学博士号(中国演劇学)を取得。また、平成十二年より宝塚歌劇団で演技指導をし、平成二十四年慶應義塾大学文学部「久保田万太郎記念講座」の講師として一年間京劇の講座を行った。京劇の舞台で主演した主な作品:「大唐貴妃」、「貴妃酔酒」、「覇王別姫」、「西施」、「白蛇伝」、「四郎探母」など。主要論文:「梅蘭芳と日本―訪日公演に至る背景」、「梅蘭芳初回訪日公演考」、「梅蘭芳訪日公演考―戦前の二回を通して」、「日中伝統演劇源流の共通性と美学の類似性-梅蘭芳訪日公演成功の要因」、「『長生殿』:昆劇名作意義の再考」、「京劇の美」、「民国時代梅蘭芳訪日公演成功の外的要因について」、「『品梅記』より王国維と京都大学中国学学派を考察する」、「1950年代日中伝統演劇交流に関する考察―梅蘭芳を中心として」、「中日伝統演劇文化交流―桜美林大学における京劇の教学を実例として―」他。著書:『大正時代梅蘭芳訪日公演に関する研究』(北京大学出版社)。

会場のご案内

立命館大学衣笠キャンパス交通アクセス:https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
キャンパスマップ:(創思館:30番)※カンファレンスルームは1階になります。


お申し込み方法

 ホームページ受講申込フォーム(こちら)からお申込みいただくか、FAX、メールにて、
 ①お名前(氏名・フリガナ)、②連絡先(電話番号、メールアドレス)、③参加ご希望の日程を明記の上、以下の宛先にお送りください。
 ■FAX宛先:075-645-8429   ■メール宛先:koza@st.ritsumei.ac.jp



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