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第128回中国理解講座・現代中国語シリーズ③「名詞?動詞?―古代中国語の品詞分類の難しさ―」
戸内 俊介 氏(二松学舎大学文学部准教授)
時間:13:00~14:30(12:30~受付)
場所:立命館孔子学院講義室
中国理解講座は、中国の文化、社会等に関する様々なテーマについて、年数回、土曜日等に立命館孔子学院講義室等にて開催しています。
★参加無料・事前申込制 (定員:30名)
講座概要・講師紹介
■講座概要中国語に品詞はあるのか?
これは、1950年代に中国語研究者の間で、大きな議論を呼んだ問題である。現代中国語の品詞分類は、この論争を経て、一定の認識が共有されるに至ったが、一転、古代中国語に目を向けると、問題は今なお複雑怪奇である。
古代中国語、とりわけ前漢以前の上古中国語は、名詞と動詞(または形容詞)の垣根が、現代中国語よりはるかに低く、名詞である語彙が動詞的に用いられる用例(さらに目的語を伴う他動詞的用例)が散見される。
本講演では、この不可思議な現象について紹介しつつ、上古中国語でなぜこのような言語現象が成立するのか、またこれは時代が下るとどのように変化したのか、について考えてみたい。
■講師紹介
北海道函館市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、二松學舍大学文学部中国文学科准教授。
専門は、古代中国の文字と言語、特に、甲骨文、金文、楚簡などの出土資料における言語研究に関心を持つ。
著書に、二松學舍大学文学部中国文学科編『改訂新版 中国学入門 中国古典を学ぶための13章』(共著、勉誠出版、2017年)など。
お申し込み方法
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