2010.07.22 ウェルネス社会と立命館「健康人口を目指した先端医療研究」R-GIRO先端医療研究拠点シンポジウム開催

 7月22日(木)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)において、立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)先端医療研究拠点シンポジウム・バイオメディカルデバイス研究センター設立記念シンポジウム「ウェルネス社会の先端医療技術と立命館大学」を開催した。



 「世界の動向」をテーマにした第1部では、村上正紀・立命館グローバル・イノベーション研究機構機構長代理による開会あいさつの後、財団法人先端医療振興財団専務理事・村上雅義氏による基調講演と、牧川方昭・理工学部ロボティクス学科教授による講演を行った。村上氏は再生医療などの最先端医療を開発するだけでなく、早期に実用化することの重要性を語った。牧川教授は、「工学をどう医療に活かすか」をポイントに、R-GIROがとるべき5つのライフイノベージョン戦略を述べた。

 第2部のテーマは、「立命館大学での取り組み」。小西聡・理工学部マイクロ機械システム工学科教授が「立命館大学先端医療研究事例にみる工学的要素とその可能性」について講演後、本学の若手研究者による研究発表として、13名の研究者がショートプレゼンテーションとポスターセッションを行った。来場者は興味のある研究者のポスターの前で足を止め、説明に対して熱心に耳を傾けていた。

 第3部は、「企業活動紹介および産学交流」をテーマに、オムロンヘルスケア株式会社執行役員常務新規事業開発センター長・小林洋氏が、『健康、医療サービス事業-これからの生活習慣予防、改善の方向性-』と題して、同社における事業の状況や今後の展開を紹介した。

 産業界や官公庁・大学関係者、学内の教員・学生約170名が参加し、盛況のうちにシンポジウムの幕は閉じた。