ニュース・イベント告知

2018年度春学期 全体交流会を開催しました!

201882日(木)に障害学生支援室全体交流会をOICキャンパスで行いました。

支援室を利用している障害学生やサポートスタッフ計16名が参加してくれました!


障害学生支援室室長の長澤先生の開会の挨拶から始まった交流会。

まず、アイスブレイクでは、グループ内で「出身地で自己紹介」を行いました。

グループからは、名前や所属に加えて、それぞれの出身地の魅力について語り合いました。


(上:アイスブレイクの説明)

次に連想ビンゴゲームでは、出題者からのテーマをもとに、

各グループに配布された3×3のマスのシートに、

連想した内容を話し合いながら埋めていきます。


1回目のお題が「祝日」。9つ祝日を思い出し埋めていく作業に、

みんな四苦八苦していましたが、準備ができたところで出題者が、

「みどりの日」「元旦」「体育の日」・・・と順に回答していくと、「あった!」や「あぁそれか・・・」

などマスに○を付けていきます。

いくつか回答が揃うとグループからはリーチ、そしてビンゴ!の声が上がりました。

また2回目のお題は「夏の食べ物」。「カレーは夏の食べ物でいいのかな・・・」「カキ氷と冷やし中華し

か思い浮かばない・・・」など、グループ内でも頭を働かせながら、マスを埋めて行

き、2回目の答え合わせも、大いに盛り上がりました。


(上:グループでビンゴをする様子)

アイスブレイクで場が和んだあとは、2018年度春学期の活動報告がありました。

1つ目は「BKCバリアフリーチェック」の報告です。

5/31に事前学習会、6/2実地調査に参加したサポートスタッフから、

事前学習では、チェックするための基本的な知識を学び、

実地調査の際にその知識をもとに、車いす利用者、視覚障害者の視点で、

建物の入り口や導線をチェックすることができたと報告がありました


特に点字ブロックの敷設が十分ではない箇所が多く、

今後の課題も見えてきたことがわかりました。


(上:BKCバリアフリーチェックの報告)

2つ目は、6月に実施したパソコンテイク講座の報告です。

講座は、初級講座の前半と後半、中級講座の三段階に分け、計7回実施されました。

初級講座の前半では、パソコンテイクの意義についてなどを説明後、

参加者にパソコンテイクを体験してもらいました。               

初級後半は前半の内容を踏まえ、パソコンテイクの際の注意点を

知ってもらった上で、絵本など簡単な文章の入力や、

パートナーと連携入力の練習を行いました。


また中級講座では、パソコンテイクの経験者と

新規のサポートスタッフとの交流を行った後、初級講座を踏まえた上で、

実際の授業の動画を見ながら連携入力を練習しました。

今後は、もっとベテランのサポートスタッフにも参加してもらい、

パソコンテイクの技術を新しいサポートスタッフに継承し、

参加者のパソコンテイクスキルを向上できるような講座を

作っていきたいと報告がありました。


(上:PCテイク講座の報告)

3つ目は「つながる」の活動について、前年度の聾学校の

高校生との交流、ミニ・オープンキャンパスの企画について説明のあと、

普段の勉強会の様子など活動紹介がありました。                

今年度も聾学校の生徒との交流やミニ・オープンキャンパス(10/9)を

実施予定なので、ぜひ多くの障害学生、サポートスタッフにも

活動に参加してほしいと呼びかけがありました。


(上:つながるの活動紹介)

活動報告のあと、休憩を挟んで、4月から着任した

酒井コーディネーターより、自身の障害や留学プログラム

TOMODACHI障がい当事者リーダー育成米国研修)に去年参加し、

マサチューセッツ州にあるTufts大学Students Accessibility Services(障害学生支援部門)にて

インターンシップを行った経験、アメリカでの暮らしと日本の違いなどについて話をされまし

た。 


アメリカでは1990年にADA(障害をもつアメリカ人法)が制定されて

25年以上経ち、障害者の権利や権利擁護に対する認識が高いこと、

そして日本も2016年に障害者差別解消法が施行され、

これからどう障害当事者を中心に権利意識、権利擁護を高めるか

「支援と権利」というテーマで話題提供がありました。


障害学生にとっては、支援を利用することを遠慮することなく、

権利として、対話しながら配慮を求めていくことを、

またサポートスタッフの活動が、障害のある学生の修学の権利を支える

ひとつの大事な役割を担っていることを、それぞれ考えてもらう機会になったかと思います。


(上:話題提供「支援と権利」を考える)

今年度は、パソコンテイクなどサポートスタッフによる支援活動こそありませんが、

多様な形で活動する場は広がっています。話題提供も含めて、

今回参加した皆さんにとって秋学期や今後に向けて、

支援について情報共有し考える良い機会になったのではないでしょうか。

 

(上:集合写真)

今回の交流会企画に協力してくれた皆さん、ありがとうございました。      秋学期の活動もまた充実したものとなるように、盛り上げていきましょうね!