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TOPICS & EVENTS

10.30

PEOPLE

2017

地域との架け橋に~地域活性化活動で成長できた4年間~


加藤 亜利紗さん

学科・回生経済学科・4回生
出身岐阜県立岐山高等学校出身

 私は、将来地域活性化に関わりたいという思いから、1〜3回生まで、「地域」を軸とした正課・課外活動を中心に取り組んできました。

 

 1年次には、「シチズンシップ・スタディーズⅠ」を受講し、滋賀県草津市の“街あかり”という灯りをモチーフとしたお祭りの企画・運営を地域住民や市役所、商工会議所の方と協力して行いました。この活動で、「一歩踏み出して挑戦する力」を身に付けることができました。地域と一体となって実現していく中で、大学という限られたフィールドだけではなく、自ら地域に入り込んで活動する楽しさを実感でき、2年次以降の正課・課外活動にも積極的に取り組むきっかけとなりました。

 

 2年次には、「国内調査実習」を受講し、滋賀県甲賀市の地域資源である忍者をコンセプトとした、食や体験などを結びつけた観光プランを行政のみなさんに提案しました。フィールドワークによって地域の現状を把握し、そこから得た情報を分析しどのような方法で地域観光に活かすことができるのか考える力(調査・分析力)を身に付けることができました。地域の現状・特徴に合わせた効果的な調査・分析手法を学ぶことで、次年度のゼミでの研究・論文執筆にも繋げることができました。

 

 このように、1、2回生までの経験から、経済学的観点から地域資源を活用した地域活性化手法の分析に興味を持つようになり、3年次には、所属している企業間競争と提携と扱う“産業組織論”のゼミで、「成功している温泉地の成功要因と低迷している温泉地の再生提案」をテーマに、温泉地内における競争スタイルから、温泉地間競争にシフトさせるために必要な条件を研究しました。身近な事象に疑問を持ち、経済的な観点から問いを立て考察し検証する力を身に付けることができました。

 

 現在は、さらに派生して、地域社会で直面している社会問題の解決の観点から、昨年滋賀県少子化対策学生プロジェクト事業の採択を受け立ち上げた学生団体REFLE.での活動を行っています。将来を担う学生に、自身の将来・ビジョン(仕事・結婚・出産)に対して具体的なイメージを持ってもらい、社会問題である少子化について考えてもらうことを目的として、地域の子育て世代との交流イベントを企画したり、そこでの成果を踏まえ政策提言を論文にまとめて提言したりしています。活動の企画から運営まで携わることで、地域全体や協力団体、行政、大学、参加者(学生)など、それぞれのステークホルダー毎のニーズを把握し、社会問題の解決提言に結びつけるスキルを身に付けることができました。また、企画したイベントに関わる中で、様々な人の生き方・価値観に触れることができ、就職活動に臨む中で自身のキャリアビジョンを見つめ直す契機にもなり、希望の企業から内定をいただくことができました。


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