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03.22

PEOPLE

2018

自分の価値を探し続けた4年間


坂本 英祐さん

学科・回生経済学科・4回生
出身愛知県立豊田北高等学校出身

私の大学での4年間は自分が何を成したのかを人に伝えられるよう努力した期間だったと思います。


1回生ではとにかく単位を落とさないようにしながら基礎演習において、簡単なメールでの作法や論文の書き方などを学び、ゼミナール大会にて1年間の成果を論文としてまとめ、発表しました。私はこれらの経験からテーマを決めて研究すること、それをまとめて論文にすること、さらにプレゼンテーションにてわかりやすく発表することを大学生活の中で大切にしようと決めました。


2回生では当時人口減少をテーマとしていた橋本先生のゼミに所属し、人口減少をテーマに厚生労働白書を取り上げ、研究を行いました。その中で私は生活時間と出生率の関係性に着目して研究を行い、先生の協力もあって特に出生率の高かった京都府福知山市の市役所と企業を訪問しヒアリング調査を行うことができました。調査は長期休暇中に合宿のような形で行いました。ヒアリング調査では市役所の職員や地元企業の方と直に会ってお話を伺い、その地域の風土や考え方を肌で感じ、研究の糧とすることができました。そしてその研究の成果をグループで論文にまとめ、ゼミナール大会で発表しました。


3回生では日本の奨学金制度に着目し、奨学金制度利用者と私立大学授業料、可処分所得の関係性を論文にし、ゼミナール大会で発表しました。加えて3回生の夏には「立命館大学選挙ボランティア」という団体を立ち上げ、大学キャンパスのある滋賀県草津市の選挙管理委員会と共同で選挙の広報活動を行いました。主な活動として期日前投票や不在者投票の方法を知ってもらうための説明会や学生にもっと投票に興味を持ってもらうために奨学金の現状等をわかりやすく図表化し発表などを行いました。結果として夏の参議院議員選挙では初めて設置された大学キャンパスの期日前投票所に不在者投票を含め、たくさんの学生や市民の方が投票に来てくださいました。またこの活動に際して人に興味をもってもらうことの難しさを知ることができました。


就職活動期にはこれらの経験を生かして自分が大学生活をどのように過ごしたのかを反芻して考え、自分のありのままを伝えられるように努力しました。


総合して大学での4年間は短い私の人生において1番自由な期間であったと思います。自由だからこそ何をしたら良いのかとても悩み、迷いました。しかし結果として自分が好きなこと、興味をもったことに全力で没頭することができました。これからもこの4年間の記憶を大切にしていきたいと思います。


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