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04.15

PEOPLE

2016

ゼミナール大会優秀賞を受賞。現実の世界を「数式」で表現。

山田 朋美さん

学科・回生国際経済学科 3回生
出身岐阜県立岐阜高等学校出身

コンタクトレンズの販売システムを分析。現実の世界を数式に。

論文とプレゼンテーションで研究成果を発表する学術イベント「経済学部ゼミナール大会」で、250チーム中9チームが出場した優秀者発表会に出場しました。

今回取り組んだのは、コンタクトレンズ業界大手であるA社の会員制定額販売システムについての研究です。業界1位のB社は採用していないこのシステムを、なぜA社は採用しているのか疑問に思ったんです。経済学の分析手法としては、すでにあるデータを分析する「実証分析」もありますが、今回選んだのは、仮説を立てて現実と照らし合わせる「モデル分析」です。私が立てた仮説は、「使い捨てレンズを主に展開していたB社に対して、A社はハードレンズを主に展開していたために戦略に差が出たのではないか」というものです。この仮説に基づいて2つの企業の戦略を数式を使ったモデルで表現し、その計算から得られる結果が現実と整合しているかどうかを検証しました。モデル分析により、企業の戦略が市場にどのような作用を及ぼしているかを浮き彫りにすることができます。

最も苦労したのは、理論分野の説明ですね。特にプレゼンテーションの場には、同じ経済学部でも分野が異なる人たちがいるので、できるだけかみ砕いて説明するよう心がけました。また、ゼミの先生や先輩にもアドバイスをいただいたり、自分でも図書館で書籍を調べたりしながら、何度も修正を繰り返しました。優秀賞を受賞できたときは、本当にうれしかったです。現実の世界を数式に表すというのを自分たちの手でやれたことも含めて、大きな自信になりました。

課外プログラムや国際寮のチューターなど、刺激はたくさん。

ゼミナール大会の他にも、企業からの課題にチームで取り組むグローバル人材養成プログラムや、英語圏やアジアで学ぶ留学プログラムなど、経済学部にはさまざまな課外プログラムがあります。私は留学には行っていませんが、国際寮でチューターとして外国人留学生をサポートしています。言語や宗教、文化すべてが異なる留学生と関わるのは、とても良い刺激になります。
また、OBOGが集まって学生の就職活動をサポートしてくれる「メントレ」も、他では経験できない企画だと思います。まだどんな業界に就職するかはわかりませんが、いろいろな分野に興味があるので、人々の生活に関わるような仕事に就けたらいいですね。たくさんの人を幸せにできる製品・サービスを提供できればと思います。

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